拝金教かぁと思ったもんざです。
私はゲーテのファウスト(新潮文庫 高橋義孝訳)を作家の佐藤優さんの解説で読解する講座を受講しています。
悪魔にそそのかされ、貧乏な皇帝が命令してお札印刷し、金貨の代わりに大量に市中に安価で流通させる場面がありました。
さて、その結果はどうなるのか。。。
MMT(現代貨幣理論)で考えると、一見問題はなさそうですが、この物語上ではどうも、具合は悪そうですよ。
ゲーテは、バラまかれた新しいお札で散財する人びと、不動産の投資を目論む道化師を面白おかしく描いています。
わかりやすい用語集 解説:現代貨幣理論(げんだいかへいりろん) | 三井住友DSアセットマネジメント
進捗報告
わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「ラテンアメリカ500年」岩波現代文庫 清水透著 https://amzn.to/3KEhRg9
今回も「第二話 「ラテンアメリカ」、そして三つの「場」」から印象に残ったところを共有します。
ラテンアメリカ地域は、33か国の独立国を含み、歴史・文化・人種も多岐にわたります。
この地域への理解を深めるために、著者は以下の三つの「場」を設定します。
1・先住民社会への寄生性と差別性
2・「野蛮」への恐怖
3・世界的な人種混交の場
これは必ずしも、ひとつの国がひとつの場に分類されるという意味ではありません。
引用「現在のそれぞれの国のありよう、人種構成や文化、そして政治を考えるうえでも、何らかの参考になるのではないかと思います。ただこの分類のどれかひとつに、すべての国々が当てはまるとはかぎらない。(中略)一国のなかでも地域により「場」の特徴に強弱があり、また同じ地域の中でも、三つの「場」の要素が混在している場合もあるのです」
そうなんですよね。明確に白黒はっきり分けられるものと、そうでないものがあります。
メキシコは第一の場が強いが、メキシコ北部は第二の場が強い。
ブラジルは第二と第三の場の複合など。
こういうカテゴリを独自に設けることそのものに大変な苦労があったのだろうなと考えさせられました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(2名)
- もんざ「ラテンアメリカ500年」岩波現代文庫 清水透著 https://amzn.to/3KEhRg9
- にしやまさん「1つの習慣」すばる舎 横山直宏著 https://amzn.to/43eawtV
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共有予定の本
ヨーロッパによる「発見」以来,約500年にわたるラテンアメリカの歴史は,私たちに何を問いかけるのか.征服,植民地化,独立闘争,アメリカの「裏庭化」……,さながら「近代」そのものを象徴する歴史過程の中で,人々はいかに生きてきたのか.メキシコを主なフィールドとし,長年にわたり「発見」される側に寄り添う視点から考察を重ねてきた著者が,既成の歴史観に根底的な問い直しを促す講義録.
「ラテンアメリカ500年」岩波現代文庫 清水透著
20年間で10万人超に「自分らしく成功する方法」を教えながら、日本とマレーシアで8社を経営し、世界中で一流の知識を学び、楽しみながら累計100億円以上を売り上げ、600名以上の経営者が参加するコミュニティを主宰している著者が、無理せず、自然とモチベーションが上がり、周囲に応援されながら人生がうまくいく方法を、科学的なエビデンスと自身の事例をもって伝える1冊。
「1つの習慣」すばる舎 横山直宏著
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