信号があればOKじゃないんだよなぁと思ったもんざです。
バングラデシュにもっと信号があれば渋滞しないのに、という意見を読んで、首を傾げました。
解決策はそこじゃないだろうなと思ったからです。
というのも、信号を設置しても電力が安定供給できなければ機能しないから。
また、その地域の交通量を把握し、信号をコントロールできなければならないから。
それができないと、信号だけ立てても、結局は誘導員が道路に立つはめに。。。
バングラには行ったことがありませんが、マニラの状況から推察しました。
問題の根本は、どこなのかを見極めるのは難しい。
いま読んでいるラテンアメリカの歴史にも、そんなことを考えさせられています。
進捗報告
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今回は、第三話 「「自然空間」としての「新大陸」」から印象に残ったところを共有します。
ここを読みながら、ものすごく腹落ちしたところが一か所ありました。
一神教の信者が強くなれる理由は、これか!という感じ。
引用「彼らが依拠していた当時のキリスト教文明の独善性だと僕は考えています。神が唯一であるなら、キリスト教以外の神々はありえない。それらの神々を信じている人々はキリスト教へ改宗しないかぎり、文明を担う一員としての資格はありえない」
引用「この「原生自然」の概念に孕まれている問題は、16世紀キリスト教文明における「他者」概念が、さらに深刻な問題を孕んでいたことを示唆しています。自然を人間と対置されたものとみなす」
何千万人も先住民がいたとしても、彼らは動物と同じように征服されるべき自然の一部でしかなかったのです。
「自分たちの仲間」か「それ以外」かという区分けで取り扱いが大きく変わってくるわけです。
引用「しかし一般的にどの地域でも、征服者がやって来て50年経つと、先住民人口はおよそ10分の1に激減する」
先住民という労働力資源を搾取し、枯渇しそうになったら保護対策を考える、という行き当たりばったり感には既視感があります。
私たち人類は長らく無計画に自然を搾取し続けて歯止めが利かなくなっていますものね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
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共有予定の本
ヨーロッパによる「発見」以来,約500年にわたるラテンアメリカの歴史は,私たちに何を問いかけるのか.征服,植民地化,独立闘争,アメリカの「裏庭化」……,さながら「近代」そのものを象徴する歴史過程の中で,人々はいかに生きてきたのか.メキシコを主なフィールドとし,長年にわたり「発見」される側に寄り添う視点から考察を重ねてきた著者が,既成の歴史観に根底的な問い直しを促す講義録.
「ラテンアメリカ500年」岩波現代文庫 清水透著
20年間で10万人超に「自分らしく成功する方法」を教えながら、日本とマレーシアで8社を経営し、世界中で一流の知識を学び、楽しみながら累計100億円以上を売り上げ、600名以上の経営者が参加するコミュニティを主宰している著者が、無理せず、自然とモチベーションが上がり、周囲に応援されながら人生がうまくいく方法を、科学的なエビデンスと自身の事例をもって伝える1冊。
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