課題図書1. Zoom読書会

19/04/12 (金)読書会まで8日

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インターネットの普及率が全世界で80%を超えたら、この世界で私はどんな未来がみられるんだろう?と思うもんざです。

英国調査会社ウィアーソーシャルによると、 インターネット人口は43億8800万人で全世界での普及率は57%になるそうです。( 2019年1月現在)

世界人口の過半数を超えている、という点で、私の想像以上に世界は格差が少なくなっているように感じました。日本の状況と比較してみると2017年の時点でインターネット利用率(個人)は80.9%です(総務省調査)。

いまから24年前、阪神大震災が発生した年が1995年が日本ではインターネット元年と言われています。1997年の時点で個人のインターネット利用率は9.2%でした。1995年の調査結果が見つけられなかったんですよね。調査が始まったのが97年なのかも。。。調べていたら1995年はPHSが発売された年でもあったのですが、なんかもう信じられないくらい昔の話みたいな気がしますね。

私は、現在インターネットとPC使用が必須の環境で働いていますし、プライベートでも、PC、スマホ、タブレットを保有しています。友人や家族とコミュニケーションをしたり、健康管理や語学学習、買い物や旅行をしたり、読書をしたり、ニュースを見たり、もはや インターネットなしの生活は想像できません。
まだインターネットの恩恵にあずかっていない人たちが、すでに利益を得ている人たちに搾取されることがないような発展をするといいなぁ。

さて、課題です。私は「考え方 How to Think」という本を読んでいます。
4章の終わりは、他者の言葉を借りることによって視野と思考を拡げる方法についての事例でした。イヤな感じ奴の言動をイメトレするとか、外国語で考えてみるとか。

ここを読んでいて、ふとスーザン・ソンタグの言葉を思い出しました。

Try to image at least once a day that you are not an American. Go even further: try to imagine at least once a day that you belong to the vast, the overwhelming majority of people on this planet who don’t have passports, don’t live in dwellings equipped with both refrigerators and telephones, who have never even once flown in a plane. 

これは彼女が2003年にニューヨークのある大学の卒業式で言ったことらしいのですが、2004年に翻訳出版された『良心の領界』という本に「若い読者へのアドバイス」という文があり、同様の内容が書かれています。

「暴力を嫌悪すること。国家の虚飾と自己愛を嫌悪すること。少なくとも一日一回は、もし自分が、旅券をもたず、冷蔵庫と電話のある住居をもたないでこの地球上に生き、飛行機に一度も乗ったことのない、膨大で圧倒的な数の人々の一員だったら、と想像してみてください。」
(引用『良心の領界』スーザン・ソンタグ/木幡和枝〈こばた・かずえ〉訳(NTT出版、2004年)https://amzn.to/2GajCwj )

共感や想像力が弊害を生む場合もあるかもしれないけれど、少なくとも、ソンタグが示唆する想像力くらいは持った人間にはなりたいと、あらためて考えたりしました。
今日も読んでくださってありがとうございます。また明日もよろしくお願いします。

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