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読書会までラスト1日/単純化しないこと

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読書会(勉強会)
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身についてないと先に進めない!トホホな気分のもんざです。

隙間時間にTry Itで高校数学の授業を見ています。

[高校の勉強法のわからないを5分で解決 | 映像授業のTry IT (トライイット)](https://www.try-it.jp/k/)

数IIが終わって、数IIIに入ったら、難易度がものすごく上がったように感じます。

気づいたのですが、数IIがしっかり身についていないと、数IIIにはついていけませんね。。。

でも、映像授業だと、すぐに数IIの授業が見直しできるので助かります。

数学は得意ではないのですが、抽象度の高い事象を理解するための学習としては最適なのです。

人生100年時代なので、のんびり取り組んでいこうと思います。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

今回は、第10章「ゼロ・トレランス」第11章「依存症を理解する」結論「回復」から興味深いと感じた部分を共有します。

なんとか最終章までご紹介できそうです。

第10章では、ニクソン大統領が麻薬戦争と銘打ってどのような政策を行ったのか、その結果がもたらした功罪が取り上げられています。

現在にも続くアメリカのゆがんだ社会構造を浮き彫りにしています。

出生という偶然がなければ、私自身のストーリーはまったく違ったものになっていただろうと思うと不公平を痛感した。ニューヨーク市警は、マンハッタンの高級住宅街に住む白人の私を逮捕する代わりに、病院に連れて行くという選択をした。私が別の地区に住む有色人種だったら、大量投獄を推し進めるシステムにより私も刑務所に入れられたり、悪くすれば射殺されたりしたかもしれない

(第10章 ゼロ・トレランス、第IV部 試される依存症)
「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

第11章では、ベトナム戦争でヘロイン依存症だった人々への継続調査で明らかになった驚愕の結果など、新しい科学的なアプローチがもたらした過去の常識を覆す結果を示しつつ、アルコール依存症である著者自身の視点も含めて、多面的な視野を読者に提供します。

今日の私たちは、依存症からの回復を支える具体的な要因として、資金や住まいなどの物的資源、知識やスキルなどの人的資源、家族やその他の人間関係などの社会的資源をより深く理解するようになっている。こうした要因をまとめて「リカバリーキャピタル」と呼ぶ研究者もおり、この言葉の経済的な含意は、医学的治療だけにフォーカスする依存症対応に欠けているものを示唆する。

(第11章 依存症を理解する、第IV部 試される依存症)「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

最終章では、依存症は遺伝せず原因がひとつに絞れる病でもなく、個々人によって異なるため、単一の単純な理由を求めず、さまざまな相互関係(内的・外的、生物学的、心理学的、環境的)を探ることで前途が開けることを繰り返し述べています。

スティグマは、一人の人の否定的な信念や行動だけを指すわけではない。それは、システムレベルでの構造的なスティグマという形で、依存症の人々を癒しの機会から排除する政策や慣行を通して現れることがある。今日の医療制度は、依存症の治療において、著しく不十分な状態にある。

(結論「回復」)「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

この本を読んで、ロスリングの「ファクトフルネス」を思い出しました。

私たち人間は、恐怖で暴走し、運命を信じ、犯人探しが好きで、ものごとを単純化したがる傾向が強い生きものです。

アメリカにおける依存症の歴史と現在は、それらの本能に基づくミスリードによって作られた政策によって、問題の解決から隔たる結果をもたらしているようです。

今日も読んでくださってありがとうございます。また明日もよろしくお願いします。

参加者(4名)

  1. もんざ「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)
  2. にしやまさん「無(最高の状態) 」鈴木祐 (著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス
  3. よしざき。さん「こども 学問のすすめ」 齋藤 孝 (著) 筑摩書房
  4. 吉竹さん「The Crisis of Islam: Holy War and Unholy Terror」 (Modern Library) by Bernard Lewis (Author) 「聖戦と聖ならざるテロリズム: イスラ-ムそして世界の岐路」バーナード ルイス (著), Bernard Lewis (原名), 中山 元 (翻訳)

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共有予定の本

ある時代には酒や薬物に耽溺することは「堕落」と見なされ、ある時代には「下級階層の流行病」と見なされた。またある時代には、たとえ同じ薬物でも、特定のコミュニティで使用すれば「医療」だが、別のコミュニティに属する者が使用すれば「犯罪」と見なされた。
アルコール依存症から回復した精神科医が本書に描くのは、依存症の歴史であり、その概念の歴史である。自身や患者の体験、過去の有名無名の人々のエピソードに加え、医学や科学のみならず、文学、宗教、哲学にまで踏み込んだ豊饒な歴史叙述によって、依存性薬物と人類の宿命的な繋がりが浮かび上がってくる。
依存症は「病気」なのか? それとも、差別や疎外に苦しむ者に刻印されたスティグマなのか――? 圧倒的な筆力で依存症をめぐるさまざまな神話を解体し、挫折と失敗に彩られた人類の依存症対策史をも詳らかにする。

「本書は、米国のみならず、国際的な薬物政策に大きな影響を及ぼす一冊となりうる力を備えている。その意味で、依存症の治療・支援はもとより、政策の企画・立案、さらには啓発や報道にかかわる者すべてにとっての必読書であると断言したい」(松本俊彦「解題」より)

<内容:みすず書房 書誌情報より> 依存症と人類 | われわれはアルコール・薬物と共存できるのか | みすず書房

幸福度、意思決定力、創造性、ヒューマニズム―無我によって私たちはどのようになるのか?不安、怒り、孤独、虚無、自責から自らを開放する科学的メソッド。

<内容:紀伊国屋書店 内容説明より> 「無(最高の状態) 」鈴木祐 (著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス

生きるための「背骨」を身につける。「どうして、勉強する必要があるの?」「見た目を明るくしておこう」――『学問のすすめ』の精神に子どもの頃から接することで、生きる柱になるはずだ。勉強、人生、人間関係、すべてが学べる日本最強の教育書。

<内容:筑摩書房 内容説明より>「こども 学問のすすめ」 齋藤 孝 (著) 筑摩書房

なぜアメリカが嫌われるのか、なぜテロが止まないのか、なぜ「聖戦」や「十字軍」が持ち出されるのか、なぜ民主化が進まないのか…。現代イスラーム理解の必読書!中東研究の泰斗が、イスラームの教義と歴史から9.11以降の国際情勢までを明解に考察。

<内容:紀伊国屋書店 内容説明より> 「聖戦と聖ならざるテロリズム: イスラ-ムそして世界の岐路」バーナード ルイス (著), Bernard Lewis (原名), 中山 元 (翻訳)
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