9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会までラスト2日/リハビリ

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9. 読書会(勉強会)
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アイスクリームへの衝動を抑えられなかったもんざです。

仕事でイライラすることがあって、つい甘味に走ってしまいました。

3カ月まじめにダイエットすると決めたのに!

適度に運動すれば、脳を刺激してエンドルフィンを分泌できることは覚えました。

そうすれば、酒・たばこ・砂糖などに依存せずにすみます。

定期的に運動する習慣を身につけておくって大切です。

でも仕事やプライベートでストレスがかかり過ぎると、運動する気力が減少し、甘いものが食べたくなる。

根本原因を解決するには、ストレス対策も必要です。

ただ運動することでストレスも解消できると分かっていれば、悪循環を防げるはず。。。

理論的にはそうなんですが、実践となると、また別なんですよねぇ。

dog licking ice cream
Photo by Mikkel Bendix on Pexels.com

第9章「リハビリテーション」

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

今回は、第9章「リハビリテーション」から興味深いと感じた部分を共有します。

この章では、ついに自分をアルコール依存症と認めるところまで辿り着いた著者の葛藤とともに、第二次世界大戦後から世界を席巻する「化学療法革命」がどのように始まったのかが語られています。

この葛藤、すなわち、自分が何者だと思っていて、自分が何を欲しているのかを知りたいという根深い執着があったからこそ、自分を解き放ち、差し出された助けを(たとえその助けが不完全であっても)受け入れることができた。私は空回りしている自分に気持ちが悪くなった。あれだけの体験をした後だというのに、自分があくまで状況を操作しようとしていたことを認識し、そのことでひどく恐ろしくなった

(第9章 リハビリテーション、悪い薬物、第IV部 試される依存症)「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

リハビリ施設に強制的に収容された著者は、そこでの治療に反発を感じ、自分の症状をごまかして、何とかそこから出ようとします。

しかし様々な葛藤の後に、自分の依存症を認め、リハビリプログラムに真剣に取り組むことを決めます。

もっとも意義深く、変化をもたらした経験は、正式な治療よりも、相互扶助が実施され、きちんと機能している環境に置かれたことだった。(中略)リハビリテーションの体験で共通していえることだが、理解してくれる人たちが周りにいることが何よりもすばらしい

(第9章 リハビリテーション、悪い薬物、第IV部 試される依存症)「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

自分に問題があることを認めるというのは、本当に難しいことです。

そのうえ、問題を認めて、改善策に取り組むところまで実践し、始まりから終わりまで経過を記録して発表できるなんて、並大抵のことではありません。

今日も読んでくださってありがとうございます。また明日もよろしくお願いします。

参加予定(4名)

  1. もんざ「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)
  2. にしやまさん「無(最高の状態) 」鈴木祐 (著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス
  3. よしざき。さん「こども 学問のすすめ」 齋藤 孝 (著) 筑摩書房
  4. 吉竹さん「The Crisis of Islam: Holy War and Unholy Terror」 (Modern Library) by Bernard Lewis (Author) 「聖戦と聖ならざるテロリズム: イスラ-ムそして世界の岐路」バーナード ルイス (著), Bernard Lewis (原名), 中山 元 (翻訳)

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共有予定の本

ある時代には酒や薬物に耽溺することは「堕落」と見なされ、ある時代には「下級階層の流行病」と見なされた。またある時代には、たとえ同じ薬物でも、特定のコミュニティで使用すれば「医療」だが、別のコミュニティに属する者が使用すれば「犯罪」と見なされた。
アルコール依存症から回復した精神科医が本書に描くのは、依存症の歴史であり、その概念の歴史である。自身や患者の体験、過去の有名無名の人々のエピソードに加え、医学や科学のみならず、文学、宗教、哲学にまで踏み込んだ豊饒な歴史叙述によって、依存性薬物と人類の宿命的な繋がりが浮かび上がってくる。
依存症は「病気」なのか? それとも、差別や疎外に苦しむ者に刻印されたスティグマなのか――? 圧倒的な筆力で依存症をめぐるさまざまな神話を解体し、挫折と失敗に彩られた人類の依存症対策史をも詳らかにする。

「本書は、米国のみならず、国際的な薬物政策に大きな影響を及ぼす一冊となりうる力を備えている。その意味で、依存症の治療・支援はもとより、政策の企画・立案、さらには啓発や報道にかかわる者すべてにとっての必読書であると断言したい」(松本俊彦「解題」より)

<内容:みすず書房 書誌情報より> 依存症と人類 | われわれはアルコール・薬物と共存できるのか | みすず書房

幸福度、意思決定力、創造性、ヒューマニズム―無我によって私たちはどのようになるのか?不安、怒り、孤独、虚無、自責から自らを開放する科学的メソッド。

<内容:紀伊国屋書店 内容説明より> 「無(最高の状態) 」鈴木祐 (著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス

生きるための「背骨」を身につける。「どうして、勉強する必要があるの?」「見た目を明るくしておこう」――『学問のすすめ』の精神に子どもの頃から接することで、生きる柱になるはずだ。勉強、人生、人間関係、すべてが学べる日本最強の教育書。

<内容:筑摩書房 内容説明より>「こども 学問のすすめ」 齋藤 孝 (著) 筑摩書房

なぜアメリカが嫌われるのか、なぜテロが止まないのか、なぜ「聖戦」や「十字軍」が持ち出されるのか、なぜ民主化が進まないのか…。現代イスラーム理解の必読書!中東研究の泰斗が、イスラームの教義と歴史から9.11以降の国際情勢までを明解に考察。

<内容:紀伊国屋書店 内容説明より> 「聖戦と聖ならざるテロリズム: イスラ-ムそして世界の岐路」バーナード ルイス (著), Bernard Lewis (原名), 中山 元 (翻訳)
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