何が変わったんだろう?と考えていたもんざです。
2023年も終わりに近づき、今年の振り返りをするにあたって、2022年の同期と比較してみました。
去年は日本に一時帰国するのも、コロナ判定にひっかからないかと神経がすり減っていたのに、
今年は、ベトナム、イギリス、日本、マレーシアと、自由に海外旅行ができました。
戦争や疫病は、多くの人に多大な影響を与えます。
でも、その記憶って、あっという間に風化していくような気もしますね。
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。「二つの祖国」
この小説の主人公は天羽賢治という日系二世の米国人です。
しかし彼だけでなく個性的なサブキャラクターも何人か登場します。
個人的に非常に印象深いのは、主人公の父親である乙七でした。
アメリカ移民の一世として愚直に働き、子どもたちの教育にすべてをかけた彼の人生において、
愛する母国である日本に背中から刺された出来事が1941年12月7日の真珠湾攻撃でした。
家や財産のほとんど全てを奪われ、敵国人として米国の収容所に収監された一世や二世たち。
米国人としての忠誠を誓わなければ、そこから出ることもできない。
出ても日本人だと分かると白い目で見られ、命の危険もある。
たった82年前のことですが、この小説を読むまで、私は全く米国に暮らす日系人が受けた差別について知りませんでした。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
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共有予定の本
著者の言葉
<内容:アマゾン商品説明より>「二つの祖国」山崎豊子著 新潮社
日系二世こそ、父祖の国日本と、母なる国アメリカの、二つの祖国の間(はざま)に迷い、
太平洋戦争勃発で最も苦悩した人々といっていいであろう。
「二つの祖国」の主人公と、その家族、最愛の女性(ひと)が遭遇したような戦争の悲劇は、
二度と繰り返されてはならないという願いをこめたこの作品は、私の“戦争と平和”であるともいえる。
(「私の“戦争と平和”「山河燃ゆ」によせて」より)
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