読書会(勉強会)カウントダウンコラムZoom読書会

読書会までラスト3日/以前に読んだ本

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読書会(勉強会)
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人の相談を聴くって訓練がいるなぁと悟ったもんざです。

ずいぶん昔のお知り合いで、海外就職を検討中だという方から、ひょっこりとご連絡がありました。

私がマニラで働いていることから、ちょっと話を聞きたいと言われたので、いいですよ、とお引き受けしたんです。

ところがなぜ海外就職を希望するのか、という理由を確認したところ、私が想定していなかった話に展開していきました。

いろいろ複雑な事情を聞くにつけ、ほんとうに聴く力って難しいと実感しましたよ。

占い師をしている知人に「人の相談を聴けるってすごい!疲れるでしょう?」と話したら「仕事だと思うからできる。そうじゃなきゃできない」とのお返事。

なるほど、と思いました。

5月に読んだ東畑さんの本の内容がまた少し腹落ちしました。

1.進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著) 

今回は、この本のなかで恐らく最も過激な内容が書かれている第6章を共有します。

私は過去にルソー「社会契約論」を読んだはずですが、著者が指摘するような矛盾や恐怖まで理解できませんでした。

民主主義の衣を纏った全体主義。社会契約論の本質的問題がここに表れている。ルソーの構想がはらむ恐ろしさはホッブズ政治哲学に対比するとはっきりする。

「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著)  (第6章 社会秩序と<外部>)

この文章のあとに書かれていたことを短くまとめてみました。ルソーの論理に従うと、枠から外れる人は本当に逃げ場がなくって、その社会から罪人や異常者の扱いになっちゃうんですよね。。。

ホッブズ:共同体内の闘争を防ぐため自らの運命を君主=リヴァイアサンに完全に委ねる以上、個人的自由は当然ながら制限される。しかし個人の利益 VS 全体の利益の概念は認められる。だから論理的には人民の抵抗権を認める余地がある。
ルソー:個人の真の利益=全体の利益。社会契約が批准されたら、人民は国家に抵抗できない。

この章はとても内容が重くて、しかも心をえぐられる部分もあり、読書会までには消化しきれないと思います。

でも、できる限り、自分の言葉で内容を伝えられるように、努力してみます。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

2.参加者(3名)

  1. もんざ「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著) 
  2. にしやまさん「キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ」 横山 信弘 (著)すばる舎 
  3. りんさん「愛とためらいの哲学」 (PHP新書) 岸見 一郎 (著)

共有予定の本

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人間は自由意志を持った主体的存在であり、自己の行為に責任を負う。これが近代を支える人間像だ。しかし、社会心理学や脳科学はこの見方に真っ向から疑問を投げかける。ホロコースト・死刑・冤罪の分析から浮き上がる責任の構造とは何か。本書は、自由意志概念のイデオロギー性を暴き、あらゆる手段で近代が秘匿してきた秩序維持装置の仕組みを炙り出す。社会に虚構が生まれると同時に、その虚構性が必ず隠蔽されるのはなぜか。人間の根源的姿に迫った著者代表作。文庫版には自由・平等・普遍の正体、そして規範論の罠を明らかにした補考「近代の原罪」を付す。

<内容:アマゾン商品説明より> 「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著) 

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本書では、スグできて効果が出やすい「42の方法」を紹介している。
いずれも、長年コンサルタントの現場で使い、お客様と瞬時に信頼関係を結んだり、本音を引き出したりするうえで、有用なコミュニケーションスキルをベースにしている。

本書で紹介するコツを身につければ、日々の会話ストレスがグンと減ることは間違いない。
話がズレて「わかってないな」と思われる状態から一転して、
「わかってるね!」と言われるようになり、仕事がサクサク進み出す。
職場の人間関係が俄然良くなり、お客様から「キミには、つい本音を話しちゃうな」と言われるようになる。
さらにキーパーソンや重要な人物からも、絶大な信頼を勝ち取れるようになるはずだ。

<内容:アマゾン商品説明より> 「キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ」 横山 信弘 (著)すばる舎 

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なぜ、あなたの愛は幸福をもたらさないのか……。どれほど幸せな恋であろうとも、嫉妬や依存、失恋など、様々な要因により一転して苦しいものになってしまう。思うようにならない他者と生きるなか、幸福な愛とは、どうすれば実現が可能なのだろうか。大切なのは「いかに愛されるか」ではなく、「いかに愛するか」を学ぶことであると著者はいう。愛とは能力であり、技術であるというのだ。では、私たちはいかに人を愛するべきなのか。人を愛するというのは、そもそもどういうことなのか。アドラー、フロム、三木清など、多くの賢人たちの智恵を手掛かりに、アドラー研究の第一人者であり、ギリシア哲学を専門とする著者が語る、待望の恋愛論。 〈目次〉●はじめに ●第1章 なぜあなたの「恋愛」は幸せをもたらさないのか ●第2章 結婚と子育ての困難について ●第3章 人を愛するとはどういうことなのか ●第4章 幸福になるための「愛する技術」 ●おわりに

<内容:アマゾン商品説明より> 「愛とためらいの哲学」 (PHP新書) 岸見 一郎 (著)
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