身体が不調でも、かえって集中して読書できたもんざです。
先月末に細菌性の気管支炎になり、仕事も土日を含めて1週間ほど休みました。
夜になると副交感神経が活発になり、ベッドに横になると咳が止まらない。
それなら、とベッドを諦めて、ソファで座ったまま寝ていたことも。
医師から抗生物質の処方箋を手に入れ、ぼーっとした状態で薬局に行きお薬を購入しました。
おかげで抗生物質と除痰の薬がよく効いて、咳が止まらず眠れない状況は2日ほどで改善。
健康な時に、筋肉と体力を蓄積しておいて良かった!
動き回れないので、家で寝転がって、一日中読書するという贅沢な時間を過ごしました。
身体は辛かったけど、あの没入感は得難い体験だったと思います。
1.進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)
この本を選んだのは、超読書家の知人が「小坂井先生の本をよく読む」と語っていたからです。
その話を聞いて、すぐに購入したのは、いつだったかな?
アマゾンで確認したら、なんと2022年8月28日でした。。。
読書会までに何とか読了します!
(具合が悪いときには、大江健三郎の長編小説を読んでいたんです)
著者の小坂井さんの経歴を確認したところ、1956年愛知県生まれ。
1994年フランス国立社会科学高等研究院修了。
現在、パリ第八大学心理学部准教授、とのこと。
ちょっと難しい内容ですが、私が非常に興味と関心を持っているテーマなので、しっかり理解したいです。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
2.参加者(3名)
- もんざ「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)
- にしやまさん(選書中)
- りんさん(選書中)
共有予定の本
人間は自由意志を持った主体的存在であり、自己の行為に責任を負う。これが近代を支える人間像だ。しかし、社会心理学や脳科学はこの見方に真っ向から疑問を投げかける。ホロコースト・死刑・冤罪の分析から浮き上がる責任の構造とは何か。本書は、自由意志概念のイデオロギー性を暴き、あらゆる手段で近代が秘匿してきた秩序維持装置の仕組みを炙り出す。社会に虚構が生まれると同時に、その虚構性が必ず隠蔽されるのはなぜか。人間の根源的姿に迫った著者代表作。文庫版には自由・平等・普遍の正体、そして規範論の罠を明らかにした補考「近代の原罪」を付す。
<内容:アマゾン商品説明より> 「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)