必要に迫られチャレンジする機会ができることが大事なんだと思うもんざです。
今月の英国旅行で得たものは色々あります。
ひとつは音声入力の便利さを再認識できたこと。
PCを持たず、iPadとポータブルキーボード、androidスマホ2台だけを持参しました。
でも途中でキーボードが壊れてしまい、その場しのぎで、音声入力をし始めたら、あら、便利。
私が整った文章をはっきりした発音で話せば、そのまま文字にしてくれます。
旅行中はかなりお世話になりました。
でも、帰宅してPCを使い始めたら、またキーボード生活に。
音声入力はとても便利なのです。
でも「整った内容をまとまって話す」技術が必要なんです。
思いつきで、ダラダラと意味のないことを話しても良いんです。
ただ、それを文字に起こしても結局手直しをしなくちゃいけません。
前から分かってたんですけどね。。。
思考がグルグルしがちなのでキーボードでノンビリ入力するのが性に合ってるんです。
でも、音声入力ができたら、論理的に話す訓練にもなるし、時短になるのは間違いない。
この機会にもう少し、継続して音声入力にチャレンジしてみようと思います。
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
この本は、NHK100de名著にも取り上げられています。
ガイドブック欲しいなぁと思ったら、電子版がありませんでした。
アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 2021年8月 (NHK100分de名著) ムック – 2021/7/26 沼野 恭子 (著)
過去のノーベル文学賞の受賞者たちとは異なる形式で書くアレクシエーヴィチが文学賞に選ばれた理由は、「ポリフォニック(多声音楽的)な作品は、現代の苦しみと勇気にささげられた記念碑である」「入念に人間の声のコラージュを作るという独創的な創作方法を用いて、時代全体に対する私たちの理解を深めてくれる」というものでした。証言記録が「文学」であると認められたという点で、大変大きな出来事だったと思います
(名著、げすとこらむ 「声」のコラージュで戦争を伝える)
ポリフォニック(多声音楽的)という単語を見て、アッと思いました。
ロシアの文学者ドストエフスキーの代表作「カラマーゾフの兄弟」も非常にポリフォニックな作品だからです。
千年を越えて読み継がれる紫式部の源氏物語も、私はポリフォニックな作品だなと感じています。
この言葉って、名作といわれる作品のキーワードになるのかもしれません。
今日も読んでくださってありがとうございます。明日もどうぞよろしくお願いいたします。
参加者4名
- もんざ「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
- りんさん(選書中)
- にしやまさん(選書中)
- maruさん『韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 (著)イースト・プレス
紹介予定の本
ソ連では第二次世界大戦で百万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった―。五百人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞受賞作家のデビュー作で主著!
「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
なぜこんなにも面白く、パワフルで魅力的なのか。その謎を解くキーは「戦争」にある。
なぜ、韓国文学はこんなに面白いのか。なぜ『82年生まれ、キム・ジヨン』、フェミニズムの教科書となったのか。世界の歴史が大きく変わっていく中で、新しい韓国文学がパワフルに描いているものはいったい何なのか。その根底にあるのはまだ終わっていない朝鮮戦争であり、またその戦争と日本は深くつながっている。ブームの牽引者でもある著者が、日本との関わりとともに、詳細に読み解き、その面白さ、魅力を凝縮する。
『韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 (著)イースト・プレス