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久々に漫画を読みふけった話「ダーウィン事変」

本よみました
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友人から、いま流行しているマンガを教えてもらうと、試し読みをすることもありますが、なかなか購入して読むに至りません。そんな私が、なぜか漫画を購入しました。偶然ネットで2022年マンガ大賞を受賞した作品だと知り、試し読みをしたらハマりました。こんなに時間を忘れて、漫画を読んだのは本当に久しぶり。

ダーウィン事変(1) (アフタヌーンコミックス) うめざわしゅん  (著)

アフタヌーン公式サイト(1巻が無料で読めました)

著者の公式サイト

1巻は無料で全部公開されていて、4巻で完結していると思って買っちゃったのですが、まだ連載中でした。失敗!(性格的に長編を追い続けるのは苦手なんです)でも、ヒストリエのように気長にフォローしていくことにします。

あらすじ

主人公は、人間とチンパンジーの遺伝子を持つ15歳の男子高校生チャーリー。チャーリーの遺伝子上の父は天才的な科学者で母親のエバはチンパンジーだが高度な知能を持っている。研究所で生まれ、やがて人間の養父母(義父は医者、義母は弁護士で共にビーガン)に育てられたチャーリーは、人間以上に高度な知能と驚異的な身体能力を持つ。世間から隠れるように暮らしていた一家だが、チャーリーが地元の私立高校に入学してから、彼をめぐる陰謀が表面化し始める。

動物解放同盟(ALA)という過激なテロリスト集団は、人間に搾取される動物を救うという教義のもと、手段を選ばず、チャーリーを仲間に加えようと目論み、悲劇的な事件を次々と引き起こす。

見どころのひとつは、チャーリーの超絶的な強さと冷静さ、そして優しさ。主人公に相応しい魅力的なキャラクターだ。ヒロイン役のルーシーは高校の同級生という設定だが、彼女の正義感あふれる言動と、チャーリーとの恋模様も、物語を多面的に見せている。

物語の結末予想

どんな結末になるのか、3パターンを予測してみました。我ながら発想が貧困だと思うけど、これくらいしか思いつかないなぁ。ハッピーエンドは、どう考えてもムリそうだけど、でもルーシーとチャーリーが自然生殖して子孫が残せるとしたら、どんな未来になるのか、とか考えてみるのも面白いよね。

  1. ハッピーエンド:チャーリーには人権が認められルーシーと結婚し、家庭を築く
  2. バッドエンド:ALAにルーシーを殺され、チャーリーも死ぬ。
  3. ミックス:チャーリーには権利が人権が認められ、人間社会での生活を保障されるが、ルーシーとは破局。(あるいはルーシーは死ぬ)

著者の思想・読者に伝えたいこと?

ディストピアのSF作品に分類されると思うので、こんな感じ?

  • 人間の未来に希望(チャーリーの義父に語らせている部分)
  • 文明批判
  • 暴力批判(目的のためには手段を選ばないという方法への異議)
  • 差別意識(排除)
  • 大衆論理のしくみ

Amazonレビューを読んで驚いたのは、この漫画が岩明均の寄生獣に似ている、という指摘でした。確かに人類文明への不信感から、同じ種族である人間を攻撃する人間の姿を描いている点では似ていますが、寄生獣というよりは、チャペックの「ロボット」とか、カズオ・イシグロの「私を離さないで」、みたいな感じかなと。ヒューマンジーのチャーリーは、人間が自分の都合で創り出した生物、という設定だから、地球外生命体(エイリアン)に翻弄される人類を描く寄生獣とは、またちょっと趣が違うと私は思いました。

‘Darwin’s Incident’ ponders right to life in unique setting

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