本当にいろんな人たちが、色々な活動をしているんだなぁと思ったもんざです。コロナになってからオンラインで参加できる読書会や勉強会が増えたので選択肢が増えました。ちょっと気になるな、というものでも気軽に参加できるのがオンラインの良いところ。
哲学系のものは、受講している方の年齢層が高め。心理学系のものは、30代が多いかな。
数人のグループに分かれてディスカッションする会に参加することが多いです。会によって雰囲気がぜんぜん違うのも面白いんですよね。でも日本語の会ばっかりに偏りすぎてるのが問題かもしれないなぁ。。。
So what?
さて、今月の読書会で共有したいのは、こちらです。NHK 100分 de 名著 ボーヴォワール『老い』 2021年 7月 [上野千鶴子著] (NHKテキスト)
大切だなと思ったところは「見たくない現実をちゃんと見る」という点でした。ボーヴォワールは、老いに関する事例を積み上げて読者に示します。
ただ淡々と書いている。そしてこうした事例を積み上げている。老いの現実とはこういうものだ。それに評価は下さず、So what?(だからどうした?)と言っている。やはりボーヴォワールは徹底したリアリストです。批判したり美化したりする前に、見たくない現実をちゃんと見ることの大切さを綴っているのです。
NHK 100分 de 名著 ボーヴォワール『老い』 2021年 7月 [雑誌] (NHKテキスト)
私はついつい、現実を批判的な眼が先にきちゃうんですよね。もっとフラットに見る訓練をしなきゃなと思いました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参考
1 現実に即して物事を考え、また処理する人。現実主義者。実際家。
“リアリスト【realist】”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2022-05-18)
2 芸術上、写実主義の立場に立つ人。写実主義者。
3 哲学で、実在論者。また、実念論者。
[1908~1986]フランスの女流小説家・批評家。実存主義者で、サルトルの伴侶。小説「招かれた女」「他人の血」、評論「第二の性」、自伝「娘時代」など。
“ボーボワール【Simone de Beauvoir】”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2022-05-18)
参加予定者(7名)
- もんざ (主催者) NHK 100分 de 名著 ボーヴォワール『老い』 2021年 7月 [雑誌] (NHKテキスト)
- Yoko3さん
- maru(まる)さん
- よしざきさん
- じょあんなさん
- りんさん
- Keikoさん(仮)
共有予定の本
老いは不意にあなたを捉える。見たくない、聞きたくない、考えたくない――。そんな「老い」の実態をあらゆる観点から論じ、従来のステレオタイプを次々と打ち砕いたボーヴォワールの主著。なぜ老いを自覚することは難しいのか。老人が社会から疎外される根本理由とは。キレイゴト抜きに「老い」の実態を暴き、「文明のスキャンダル」と捉え直した著作の真価を、現代日本の状況にも引きつけながらやさしく解説する。
<内容:アマゾン商品説明より> NHK 100分 de 名著 ボーヴォワール『老い』 2021年 7月 [雑誌] (NHKテキスト)