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どん底から脱出するために必要な知識

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ふとした気づき
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どうやって説明したら、意図が誤解なく伝わるだろう?と思った出来事があり、ずっと頭の中で引っかかっています。

お悩み相談

先日40代半ばの女性と世間話をしていたのですが、途中からお悩み相談のような雰囲気になりました。

体調が良くないとおっしゃるので、それは大変ですね、眠れてますか、栄養は取れていますか、と心配して聞くと、心療内科で睡眠導入剤をもらっているけれど、あまり効かない、食事には気を付けているつもり、運動は息切れが激しいから週1回できれば良いほう、とのこと。

家族関係のトラブルでストレスがかなり溜まっているようで、負のスパイラルに陥ってるなぁ、という感じました。

なかなか傾聴も難しい

私も、似たような経験をしたことがあるので、とにかく話を聴きましたが、結局のところ、他人ができることは、話を聴いてあげることぐらい。

素人の下手なアドバイスは逆効果になることもあるし。
とはいえ、ついつい、言っちゃうんですよね。今回も、あとから、あぁ、余計なことを言っちゃったかな、とか、ちゃんと伝わったかな、って不安になりました。

傾聴ボランティアのような基礎知識があったりすれば、もう少し上手に話が聴けたりするのかもしれません。

高齢者や大震災の被災者など悩みや寂しさを抱える人の話を真摯に聴くことで相手の心のケアをする活動。カウンセリングと異なり、原則的に問題解決のためのアドバイスなどは行わない。

けいちょう‐ボランティア【傾聴ボランティア】”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2020-08-05)

どん底から脱出するために必要な知識

ついつい私がやってしまうのは、自分の狭い体験に基づく読書のすすめ、です。

もうすぐ五十代になる私ですが、転職回数は5回以上、離婚経験もあり、それなりに山あり谷あり人生かな、と思っているので、油断するとお節介おばさん化します。

忘れっぽいので、辛かった頃の記憶は幸いなことにだんだん薄れてしまっているのです。でも、辛かったときに気づきを与えて、方向性を示してくれた本のことは決して忘れません。そんなわけで、恥ずかしいけど、この本を読んで私は救われたのよ~、みたいなことを言っちゃうことがあるんですよね。

でも、本当に、どん底から脱出するには、とにかく正しい知識を手に入れることが、一番重要だと思うんですよ。まず、それが第一段階で、第二段階から、得た知識を、どのように実践していくか、に入るわけです。

長期間ストレス下にいると、だんだん頭も働かなくなるから、本を読んだり、深く考えたりすることが困難になってくるんですけども、結局自分を助けられるのは、自分しかないんだから、言い訳しないで、やるしかないんですよ。

幸いなことに、日本は、どの地域にも必ず公共図書館があるし、無料で様々な本を読むことができるという非常に恵まれた環境だから、貧乏で本が買えないから、読めないということもないですし。公式発表では識字率も90%を超えているはずだから、そもそも文字が読めない、ということも考えにくいですしね。

おすすめ本

現状認識と方向性の決め方

そんなわけで、私がそのとき知人におすすめしちゃった本のいくつかと、その時は言えなかったけど、これにも助けられたな、という血肉になる本たちは、こんなかんじ。

家族、友人、職場などでの人間関係トラブルがストレスの原因である場合、そこから目を逸らし、たいしたことない、と我慢をし続けると身体と心にダメージがきます。

現状をどのように捉えるか、それをどう扱うかを教えてくれるのがマグローの本です。

翻訳本なので、紹介事例が海外のことだから、少し身近に感じづらい部分もありますし、実際に自分の経験をたな卸ししながら読む必要があるんで、トラブル真っただ中の人が読むと、感情が激しくなりすぎる可能性もあります。

でも例えば、骨が折れたかも?と思ったら、まずは、レントゲンで骨折の場所と程度を確かめて、治療の方針を決めて、手術をするかしないかを決めますよね。ストレスの問題も、正しい現状認識をしなきゃ、手当の方法も決められないじゃないか、と私は思うんです。

この本は、自分で自分の心のレントゲンを撮るような本と言えます。

史上最強の人生戦略マニュアル  フィリップ・マグロー (著)

自己主張と交渉

アサーティブネスは平木さんが日本の第一人者です。私はアサーティブネスの講座をいくつか受講して、自分のコミュニケーションの問題点を改善しました。

特に、自分の感情を殺して我慢しがちな人には、非常に学ぶ価値があるものでしょう。かなり生きやすくなります。

アサーティブネストレーニング:断行訓練(法):感情表出をありのままに行うことで,状況に応じて適切な自己主張ができるようにする行動療法. (また assértive [assértion] tràining)

“assrtiveness trining(BNC検索例付)”, 小学館 ランダムハウス英和大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-08-05)

マンガでやさしくわかるアサーション Kindle版
平木典子 (著), 星井博文 (著), サノマリナ (著)

運動を戦略的に考える

レイティの本を読んで、大人になるまで、ずっとインドア派だったことを後悔することになりました。運動することで、鬱などの病気も防げるしストレスも軽減できる、という科学的な事実を学べます。これにより、少しでも運動することで負のスパイラル(ストレス増加→動かなくなる→太る→ストレス増加)から逃れるきっかけが作れます。

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方
ジョンJ.レイティ (著), エリック・ヘイガーマン (著)

食はすべての基本

健康的な食事に関する基礎知識が学べます。肥満につながる食事の問題点を科学的な知識で説明し、どのような食事をすれば、それを防げるのかを学ぶことができます。

問題は肥満だけじゃありません。栄養が偏る食事をしていると、頭も悪くなってしまうし、ストレスにも弱くなってしまうのです。そうすると、どん底から脱出するのも難しくなってしまうのですよ。

出版されてすぐに絶版になる本が多いなかで、2000年に出版されたこの本がkindle版でいまも購入できることは非常に素晴らしいことです。

たたかわないダイエット わが娘はこうしてスリムになった! (講談社+α文庫)
丸元淑生 (著)

結局のところ、栄養、運動、睡眠の三要素を適正に保つことができれば、そのほかの部分も好転していく可能性が高いんです。そうは言っても、実行は、相当難しいんですけど。

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