読書会(勉強会)カウントダウンコラム

読書会まで9日 図書館が懐かしい

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読書会(勉強会)
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読みたい本がkindle化されてないってツライなと思うもんざです。
図書館があって、いつでも好きなだけ本が無料で読める環境って、めちゃくちゃ贅沢だったんだな、って今さら実感します。

2009年に行われた福岡伸一さんの講演録を読んで感銘を受けました。

それで「生物と無生物のあいだ」とか「動的平衡」を読みたくなったんですが、kindle本がない。

日本の図書館に行けたら、サクッと借りてパラっと眺められるのに。
仕方なくYouTubeで福岡さんの動画を見ていたら、動的平衡と西田幾多郎の思想に関連があるという話も出てきて、驚きました。

さて今回は、第3編「善」第1章~第3章を読んで気になったところをメモしておきます。

「善の研究」 西田 幾多郎  (著)
「NHK 100分 de 名著 西田幾多郎『善の研究』」 講師:若松英輔

「たとい今日の生理的心理学が非常に進歩して、意識現象の基礎たる脳の作用が一々物理的および化学的に説明ができたとしても、これに由りて意識現象は機械的必然法に因って支配せらるべき者であると主張することができるだろうか」

(第3編善 第3章意志の自由「善の研究」 西田 幾多郎  (著))

この部分を読んで、ハラリのホモデウスに書かれていたことを思い出しました。彼も人間の自由意志についての疑問を、読者に投げかけていたんですよね。

「Instead, geneticists and brain scientists provide a much more detailed answer: ‘He did it due to such-and-such electro chemical processes in the brain, which were shaped by a particular genetic make-up, which reflects ancient evolutionary pressures coupled with chance mutations.’」

(ch8.The Time Bomb in the Laboratory “Homo Deus” by Yuval Noah Harari)

まだ読んでいないのですが、福岡伸一さんの「生物と無生物のあいだ」も、同様のテーマを含んでいるみたいなので気になっているんですよね。

実は私自身は、自由意志の存在に懐疑的だったりするのですが、まだそれを説明できる言葉を持っていません。だから、最近こういうことが書かれている本に惹かれてしまうのかな、と思ったりします。

意味が異なる用語

分からなくなってくるので、100分de名著/若松英輔監修を参考に、用語を整理してみました。

  • 宗教=現代人が考える宗派宗教とは異なる=人間を超えた大いなるもの(真理、実在などの言葉で表現できない人間の思考を超えたもの)を言語表現をかりて説いたもの=哲学とつよく関連する
  • 宇宙=森羅万象の異名(外的空間+内的世界)
  • 神=内界と外界の双方の根本のはたらき=人間を超えながら、同時に人間の心に内在する=確かに存在するが知り尽くすことはできない
  • 実在=純粋経験を通じてのみ経験される=日常の直感的な経験をありのままに感じる
  • 純粋経験=知的直観、知的直覚。じかに観ること。
  • 知識=頭と身体の両方で知ること
  • 情意=かんたんに言語化できない心の働き
  • 認知(にんち)=客観的に再現可能に理解すること
  • 認識(にんしき)=個々の人間が、それまでの経験を踏み台にして、心身の両面で理解を深めること
  • 動揺(どうよう)=一瞬たりとも同じ世界は存在しない倫理=人生学
  • 一致する=異なる二つのものが、異なるままで共鳴し共振するイメージ=哲学的経験の始まり
  • 私=意識的自己(自我)=表面だけの理解で他者に開かれていない
  • わたし=真の自己=人間を超えるものを真摯に求める=謙虚さ
  • 目的=善を求める本能的な衝動人類=自然と共生しうる者(自然を支配する者ではない)

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

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