8.1. ふとした気づき8. Trial&Error

全体主義と公衆衛生

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8.1. ふとした気づき
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報道の自由:「動物農場」序文案を読んでいて(山形浩生さんの新訳版「動物農場」に収録されています)、全体主義って英語で何て言うんだっけ?と思って調べていたら(Authoritarianism)、ふと、公衆衛生に対する考え方って、油断すると全体主義者に利用されやすいかも?という疑問がわきました。(自分が所属している共同体全体の利益を優先することを最大目標として、そのためには多少の犠牲もやむを得ない、と容認してしまう理論と手法の危険性を、動物農場は見事に描いていて、怖くなるほどです)

それで、公衆衛生の定義って、なんだっけ?と、調べていたら、こちらの素晴らしいサイトを見つけました。
まだ、チラッとしか読んでいないんですが、信じられないくらい読みやすくて、面白い。

最初は、ただのまとめサイトかな、くらいに思って読み始めたのですが、大学の講義を先生が自らまとめていらっしゃるサイトでした。
ものすごいボリューム感なのですが、どうしてこんなに読みやすいの?ってくらい、読みやすいのは、ユーモアセンスと文才だと思います。
こちらは看護師さんを目指す大学生を対象にした公衆衛生学の講義内容なのでした。

難しく専門的な内容を、知識がない人に興味を持たせて分かりやすく解説するスキルを持つ人、しかも文章で!それができる人に巡り合えるのは超幸運です。(読み手との相性もあると思います)

私は、プロフィールを読んで爆笑(卒論のところ)し、完全に好きになりました。どうやったら、こういう文章が書けるようになるんだろう?
好きな人リストに、中澤先生を加えたので、これから、頑張って勉強させていただきます。
こういう人ってホントにステキすぎる。

動物農場を読んでいたら、現在の社会状況やら何やらと重なってみえてくるところもあったりして、考え込んでいたのです。
結局、自分の身を守るのは自分自身で、何を武器にするかといえば、知識と行動力なのかな、とか。

ちょうど「免疫力を強くする」という本を読んでいることもあって、中澤先生の公衆衛生学の講義録のなかでも、国際保健の項目とか疫学・疾病予防学の項目とかを読みながら、なんで「動物農場」を読んでいたのに、ここにつながってきたんだろう?って、我ながら不思議でした。

あ、中澤先生のコロナウィルスについてのメモとリンクも、とても勉強になります。

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