8. Trial&Error6. やってみよう Lifestyle8.1. ふとした気づき8.2. ふりかえり Retrospective

29階だって5分で登れるよ

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ずっと気になっていたことを、ひとつ解決できた。解決というほど大げさなことでもないのだが、現在住んでいるところの非常階段を使ってみるという試みである。私はいま、29階に住んでいるのだけれど、気に入らないのは、エレベーター待ちの時間が読めないことなのだ。

業務用も含めて3基のエレベーター設備があるのだけれど、すぐ来ることもあれば、10分以上かかることもある。もちろん、私の他にも乗降する人がいるわけで、曜日や時間帯によっては、かなりの時間を自分の目的の階に到着するまで、あの箱の中でボーっとするわけだ。

エレベーターの中で、英語、タガログ語、中国語、韓国語を聞いて異国情緒を味わう気分は半年で賞味期限が切れた。だいたいにおいて、多くのひとの行動パターンは決まっている。朝や夕方にエレベーターラッシュがあるのも仕方がない。

となれば、自分の行動を他の大多数とは異なるパターンにするしか、ラッシュを避ける方法はないのだ。実は会社のオフィスがビルの10階なので、そのエレベーターラッシュは非常階段を朝昼晩と利用することで完全に回避できている。
だから自宅でも、と思ってはいたのだ。

思ってはいたのだが、なんといっても約3倍の階数になるのだから心理的にも「うーん、10階くらいまでならいけるけど、29階って、ちょっとキツイよな」と気が乗らなかったのも、納得していただけると思う。それが、どうして急にやる気になったのか。 実はエレベーター3基のうちの1基が、ここのところ、けっこうな頻度で整備をしており、夕方1階ロビーで10分以上(帰宅時なので体感的にはもっとか?)待つことが数回あったことが理由だ。

まずは手始めに自分の部屋がある29階から3階のフィットネススタジオに行ってみた。上りよりも下りの方が楽だし、通勤の一環ではないから、時間を気にする必要もない。実際にどのくらい時間がかかるのかタイマーで測りながら、下ってみると7分程度だった。こんなもんか。その後、朝の出勤時間に29階から1階出口までの時間を測ったら5分だった。これは、使わない理由がない。(その後も数回タイマーで記録したけれど、上りは休まずないで5~6分、下りは休まなければ5分以内だった)

デメリットは、少し疲れることや、行動を不審に思われることだけ。(従業員の人以外はほとんど利用しないから) 平日の運動量をアップしたいと思っていたので、これなら手軽にすぐ実行できる。水や牛乳など重いものを買ったときだけは、エレベーター使用OKというマイルールを作って、できるだけ階段を使おう。

「エレベーター待ち」が嫌でお出かけが億劫になるときもあったのだが、下りと上りの往復で15分強だし、何よりも運動するための運動じゃないのが良い。以前、スポーツクラブの入り口を撮影した写真をみて苦笑したことがあった。 入り口には階段とエスカレーターが設置されているのだが、これから運動をしようとする人が、階段ではなくエスカレーターに乗っているのだ。 ものすごく皮肉が効いていて面白い一瞬をカメラマンはとらえているな、と感心したのだけれど、実は私の日常も似たようなものなのだった。運動不足を解消するためジムに行って、トレッドミルで走ったりするのだが、そのために、階段ではなくエレベーターを使っている。

でも、こういう矛盾って、気がつかないだけで、実はまだまだいっぱいありそうな気がする。そういうのをもっと見つけられると面白いのにな、と思っている。

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