課題図書1. Zoom読書会

19/04/11(木)読書会まで9日

当記事には広告が含まれている場合があります
当記事には広告が含まれている場合があります
この記事は約3分で読めます。

ブラジルで橋が倒壊したという記事を読んで、違和感を感じたもんざです。
日経オンラインの記事なのですが「事実」と「執筆者の推測」が混ざっていて、論理の組み立てに納得がいきませんでした。

■ブラジルで橋が倒壊、道路不通で大豆など輸出に影響も

事実をシンプルに的確に伝えることよりも、執筆者の推測を結論に据えているため、事実の伝達にも歪みが生じているように感じられました。
政府がインフラ整備への投資を怠ったことによる事故がいくつか発生しているのは事実かもしれないけれども、今回の事件と他の事故の原因を同じものであるかのように報じるのは、不自然だし無理がありませんかね?

1月に発生した鉱山ダムの決壊は、民間企業 (1997年に国営から民営に転換)によるものですし、4月に発生した橋の倒壊は無許可の船舶が橋梁に追突したことが原因とみられるのですよね。。。
本当のことをいうと、私は世界情勢に疎いのでニュース記事を読んで、変だな?と感じたりすることは少ないのです。
でも今回は、ちょっと内容が気になったので、元ネタであるエスタ・ド・サンパウロの記事を読みたかったんですけど、該当の記事が見つけられませんでした(残念ながら、私の情報検索がまだまだ力不足で。。。) もしかすると、元ネタからそんなニュアンスで、日経の記者さんは単純にそれをなぞっただけなのかもしれません。 (記者さんのTwitterを見る限りでは、そんな感じでもなさそうだけど。。。)

さて、課題です。
私は「考え方 How to Think」という本を読んでいます。

“In-other-wordsing is a bad, bad habit, but anyone who wants to resist it can do so”.

“In-other-wordsing”は著者ジェイコブズの造語です。
例えばディベートや政治的な議論などで、「相手が言ったことを、意図して別の言い換えをして、論点を自分にとって都合の良い方向へずらす」ことが目的です。

著者の公式サイトでも少し内容が紹介されています。

冒頭の日経オンラインの記事ってIn-other-wordsingじゃないのかなぁ?
たとえブラジル政府がインフラ整備への投資を怠っていることが問題だったとしても、それを指摘するために、別の事実を歪ませることはあってはならないはず。2月に読んだ本「ファクトフルネス」の著者ハンス・ロスリングも同じような指摘をしていたように思います。何章だったかな。。。あった、あった。10章のエボラのところ、ですね。

“Data must be used to tell the truth, not to call to action, no matter how noble the intentions”. (Ch10. The Urgency Instinct / Ebola )
ここの部分、個人的にかなり心に刺さったところでした。

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました