メール、PCスキル、スカイプ
基本的な「ビジネスメールの書き方」や「PCスキル」を身につけていたことは本当に役に立った。履歴書の提出もオンラインサイト経由だったし、面接もスカイプだった。そしてまず考えたのは、いかにエージェントの担当者に好印象を持ってもらうかだった。人材紹介のエージェントさんはプロだから、絶対に私よりも情報収集がうまいはずだし、私が知らないことも知っているはずである。そして彼らに「この人は感じの良い人だな。希望にマッチする会社を見つけてあげたいな」と思ってもらえたら、まずは第一ステップはOKだと見込んだ。(実際に、その作戦は成功したと思う)エージェントに依頼した場合、応募先の企業の採用担当者とやり取りする前に、 まずはエージェントとのやり取りが発生する。そこで求職者としての姿勢を疑われるようなことがあったら、かなり事態が厳しくなるだろう。
「その二」で紹介した婚活アドバイザーの毒舌tweetを思い出してほしい。何百人もの候補者を見てマッチングさせるというという仕事は、客観性と分析力を求められる。アドバイザーのキャリアにもよると思うが、何年もそのお仕事を続けている人であれば、プロとして信頼できるはず。その彼らを味方につければ、何度も書類選考や面接に落ちたとしても最終的には、良い結果が得られるに違いない、というのが私の考えだった。
それにしても、手書きの履歴書を郵送して、応募した企業を直接訪問して面接するスタイルが、どれくらい不要な時間を使っていたのかを考えると目眩がする。ああ、そうそう。毎日、スカイプでオンライン英会話を継続していたことも役立ったし、そのオンライン英会話を継続するために、パソコンを新しくしたり、インターネット回線速度を保つために工夫したことなども、中長期の視点で考えてメリットがあった。(これは転職したい人がどんな業種や業態で働きたいのかにもよると思うので、すべての人におすすめするわけではない)私の場合は、転職活動のために特別に準備したことよりも、日常的にコツコツ継続して学んできたことや工夫してきたことが、結果的に役立ったように思う。
クラウド活用(Googleドライブ)
都心でフルタイム勤務していて、通勤時間が1時間近くかかるようなサラリーマンだと、いかに隙間時間を活用するかも重要かもしれない。私の場合は、Googleドライブ、Googleスプレッドシート、Googleドキュメントなども非常に役に立った。スマートフォンとタブレット(iPad)を使用していたので、電車通勤でiPadを利用して情報を収集・整理を行っていた。
はっきり言って、私の場合、情報を収集したり整理したりするのは、不得意なのだが、ここをおろそかにすると、ビジネスパーソンとしてのスキルが疑われてしまうため、かなり必死に頑張った。「いつまでに」「何を」「誰に提出するのか」など、転職活動をしていると、本業に加えてタスクがどんどん増えてくる。エージェントさんにした約束は、絶対に守らなきゃいけない。もちろん、エージェントさんに限らず、社会人の常識として締め切りは厳守なのだが、求職している場合、特に良い条件のお仕事を紹介してもらいたい場合は、気を付けるべきだろう。