課題図書1. Zoom読書会

19/01/12 (土)読書会まで7日

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禅譲(ぜんじょう)という言葉を初めて知ったもんざです。
フィリピンには、なんと日本語でフィリピンのニュースを読める日刊新聞が一誌あるのですよ。
■日刊まにら新聞
http://www.manila-shimbun.com/
フィリピン国内の情報だけでなく、アジア各国のニュースもあり、私が読んだのはマレーシアのマハティール首相が後任を指名したという記事でした。そのなかで「禅譲」という言葉が使われており、文章全体から、意味は推測できたのですが、気になったので調べました。
(1)中国で易姓革命の思想から、天子がその位を世襲によらず、徳のある者に譲ること。 → 放伐
(2)天子が位を譲ること。譲位。
(3) 権力の座を話し合いによって他に譲り渡すこと。
(大辞林 第三版(三省堂)の解説より引用)
この場合だと(3)にあたるのかな。
自分のことを、わりと日本語の語彙力があるほうだとうぬぼれていたことにも気づけました。
海外で日本語の新聞を読んで、さらに日本語を深く知るというねじれた状況が面白いですよね。
さて、課題です。
ようやくヘーゲルの章を読み終わりました。彼が他の哲学者と異なるのは、それまでの哲学者たちの理論の蓄積を論理的に組み立てなおして、自然、人間、神、国家とは何か、という点について、体系立てた彼なりの答えを出しているところです。
彼の体系だてた内容が正しいかどうか議論が必要な点があるにしろ、あのような秩序を生み出せる力は驚異ですね。
特に哲学のような抽象的で広範囲を含むものに関しては、雲をつかむようなものだと思ってしまいます。
そういう意味でも、この本はとても良い手引きです。
膨大な量のヘーゲルの本を読まずして、彼の思考に触れることができますから。
日本の図書館は、すべての書籍を10種類に分類するという十進分類法を使用して大量の書籍をカテゴライズして同類を集めて並べることにより、必要に応じて、すぐにその書籍の知識にアクセスできるように工夫されています。
自分の中に蓄積される「知」も、秩序なく積み重なっていくだけでは、必要なときに、うまく活用できません。
哲学という知識と方法を学び身に着け、「知」から「行動」につなげられるようになりたいと改めて思いました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
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