キッチン蛇口の水漏れを解消できたもんざです。
最初は自分で修繕できないかと、YouTubeの修理動画をチェックして、水栓を止めてネジを外したりしてみたのですが、最終的にはプロに依頼しました。ホントは自分で直したい欲求がすごくあったんですけど、諦めました(笑)
「日々の実生活で、小さな課題をこまめに解決し続けていくことが、自分を成長させる」
このことを自分の心に染みこませることができて、少しづつ実践できるようになってきたことが、勝間塾で学び続けて良かったなと思うことのひとつです。
子どもの頃には、祖父母や両親など周囲の大人から「脱いだ靴は向きを揃える」「姿勢を正しく」「箸の持ち方に注意」「好き嫌いをせずに食べる」など、細々とした日常生活のマナーやルールを躾けられました。
大人になってしまった今では、もう誰も自分の「だらしなさ」や「いいかげんさ」にダメだしをしてくれません。
でも「だらしなさ」「いいかげんさ」は、一度味わってしまうと、白いお砂糖のように甘くて美味しくて中毒性が高いんですよね。
一次的な快楽は与えてくれるけど、その後のダメージが思いのほかに大きくて、回復に時間が必要になってしまうんです。
「まぁ、いいか」とか「めんどくさいなぁ」は、正直にいうと私の十八番の独り言なのですが。
結局のところ、「問題を先送りしても、自然に解決することはありえない」という当たり前の事実と、ちゃんと向き合えるかどうか、なんですよね。
最初に、蛇口をしっかり閉めた後も、水がポタポタ漏れていることに気づいたときの自分の意識が面白かったですよ。
「そのうち直るかも?」「もうちょっと様子をみよう」「これくらいたいした問題じゃない」「私は忙しいんだ」
ね?(笑)典型的な問題の先送り思考と、問題のすり替えが起こっていました。
この思考回路は危険だと気づいてから、ようやく修理依頼を日常のタスクに組み込んで問題解決を始めました。
水漏れ修理を依頼して、工事を完了してもらうまでの一連の自分の行動を振り返ってみて、ああ、ちょっとづつだけど成長してるんだな、私とうれしくなりました。結局、何冊本を読んでも、実生活で実践できなかったら意味がないですから。でも、身体と心が動けるようになるまで理解させるには、ある程度の時間が必要なんですよねぇ。
さて。課題です。最終章を読んでいて、どんどん意識が広がっていってしまいました。
(第10章ユートピアかディストピアか)
2月は起業というテーマですが、この本は、その枠では収まりきらない内容なのですよ、やっぱり。でもだから面白いんだけど。
◎AI時代の勝者と敗者 Kindle版トーマス・H・ダベンポート (著)
基本的には「運命は自分で切り開け」「主体的に考えろ」という著者の主張には大賛成です。
ただ現在の日本では、ときに「すべては個人の能力次第であり、すべては自己責任である」という考え方や風潮を見聞きすることがあります。
これは、個人的にどうしても納得できないのですよね。赤ちゃんからお年寄り、肉体や精神に障害を持つ人など社会は様々な人がいて成り立っているわけで、もし自分がいま若くて健康で120%働けるとしても、それがいつまで続くかなんて誰にも分からないじゃないですか。相互扶助の精神がなかったら国や政府の存在価値がないと思うんですよね。
最終章では、広い視野で新しい法律や教育制度を作っていく必要がある過渡期に私たちがいることを示してくれています。
ベーシックインカムのテスト、日本でもやってくれないかなぁ。色々な国でテストして結果を比べた方が面白いと思うんだよね。
「起業家的な学習者を育てろ」(P.351)という一言が端的に今回の課題と結びついていると感じました。
「起業家的な学習者は、自分の知らないことを学ぶ新たな方法、そのために必要な新たな情報源、仲間、指導者になってくれそうな人を絶えず探し求める」
起業することを具体的に考えていない人も多いでしょう。でも、今回のテーマの本質は、これなんじゃないかなって。
それでは明日もよろしくお願いします。