3-4カ月ごとくらいに設定できたらいいのかもなと思ったもんざです。
海外旅行の話です。
4月に父の一周忌があり、日本に一時帰国していました。
今週末は福岡でワークショップに参加するので2泊3日で一時帰国します。
5カ月ぶりとなると、海外旅行の段取りをけっこう忘れていたりします。
フライト前までにEーTravelとVisit Japanに登録し、空港で現金支払いが必要なお金を準備したり。。。
こういう段取りを苦も無くできるようになれるともっと旅好きになれそう。
なので頻度を上げれば、訓練されて気持ちのゆとりもできるかも、と思いました。
お金、時間、体力、計画力、実行力、調整力などなど、色々試されるのですよね。
とくに今は体力が問題だなぁ。。。
進捗報告
わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治」講談社現代新書 吉田徹著 https://amzn.to/461ZPwr
今回は第四章「「ウーバー化」するテロリズムー移民問題とヘイトクライム」から印象に残った点を共有します。
著者は、欧州で1970年代に500件近くあったテロが21世紀に入ってからは年間100件以上と減少しているにも関わらず、市民の恐怖を煽っているのかについて説明します。
引用「この章では、歴史認識問題に続く共同体・権力・争点の三位一体崩壊後の新たな争点として、近年のテロの特徴と、その原因を探っていこう。」
引用「ポスト9.11のテロはなぜかくも大きな注目を浴び、恐れられるようになったのかという点こそが問われなければならない」
結論から言えば、2000年代以前のテロは目標が明確だった(政治的目標やイデオロギー)のに対して21世紀のテロは個人化し分かりにくくなっているのです。(宗教テロの姿を借りた個人的な恨みや怨念による犯行)
そして、現代のテロを生み出しているのは宗教ではなく、社会そのものによって生み出されています。
まずそれを理解しなければ、適切な解決策も見出すことはできません。
個人的にめちゃめちゃ面白いなと思ったのは、近代が進展して、宗教や信仰が後退するという予測が覆された点です。
しかも相反すると思われる世俗化と宗教意識が結びついている。
引用「自分の采配で宗教をどうにでも利用できることが、ポスト世俗の世代では人が信仰心を抱く最大の理由となる。(中略)そのことが、多くの場合、社会の「弱者」がテロリストへ転化していくことの説明にもなる」
この章で紹介されていたミシェル・ウエルベック「服従」もめちゃめちゃ面白そうだったので読みたい本リストに追加しました。
ほんとに、この本を読んでいると読みたい本がどんどん増える。。。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(2名)
- もんざ「アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治」講談社現代新書 吉田徹著 https://amzn.to/461ZPwr
- じょあんなさん「How to Kill Men and Get Away With It: A deliciously dark, hilariously twisted debut psychological thriller, about friendship, love and murder」 (Kitty Collins Book 1) Katy Brent (著) https://amzn.to/4gmbA4h
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共有予定の本
移民への憎悪、個人化するテロリズム、伸張する権威主義。リベラリズムが崩壊し、怒りの政治が展開する現在、その底流を抉り出す。
「アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治」講談社現代新書 吉田徹著
英国で 15万部超の 大ヒットを記録!ケイティ・ブレントの『男を殺して逃げ切る方法』。著者は英国のジャーナリストで、本書が小説デビュー作。
「How to Kill Men and Get Away With It: A deliciously dark, hilariously twisted debut psychological thriller, about friendship, love and murder」 (Kitty Collins Book 1) Katy Brent (著)
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