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読書会まで10日/ズレている感覚

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読書会(勉強会)
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なぜ画像がアップロードできないのだ?と困っているもんざです。

今月のカウントダウンコラムをフェイスブックに予約投稿する設定をしていると、画像のアップロードに失敗しました、と表示されるようになりました。

画像がないのはさみしいので、いつも利用しているUnsplashの画像URLを書き込んでいます。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著) 

今回は、第一部 地べたから見たブレグジットの「その後」から印象に残ったところを共有します。

著者は、報道されている情報と、自分が実際に生活して体感することが、ズレている感覚に悩まされ、それが本書を記すきっかけになったと言います。

英国では伝統的に「緊縮財政は金持ちのための政策」といわれている。(中略)さらに、裕福な層は、公共サービスが削減されても何の影響も受けない(裕福な層は病院も学校も私立を利用しているし、福祉も関係ない)。

ブレグジットは排外主義とレイシズムの高まりを象徴する出来事として受け取られ、トランプ現象の先駆けと理解されたが、国内に居住するものとしては、あの投票結果を単なる文化社会的な問題として片づけるのは、あまりにも短絡的に…思われた。

自分の肌感覚と、流布する情報の差異に「とまどう経験」は、重要な気づきと成長ポイントのひとつかなと個人的に思っています。

そのとき、どこまで掘り下げて考えられるのかで世の中の見え方が変わります。

・自分は正しく他が間違っている

・自分が間違えている

・どちらも正しい、あるいは間違い

どのポジションから見るかで、まったく異なる視野が開けることがありますよね。

現実社会は、単純に白黒判断できることの方が少ないし、著者のように、自分が感じる違和感を深掘りしていく姿勢は魅力的です。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(3名)

  1. もんざ 「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著)
  2. じょあんなさん(選書中)
  3. にしやまさん「言ってはいけない―残酷すぎる真実―」(新潮新書) 橘玲 (著)

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共有予定の本

2016年の英国EU離脱派の勝利。海外では「下層に広がる排外主義の現れ」とされたが、英国国内では「1945年以来のピープル(労働者階級)の革命」との声も多かった。世界で最初に産業革命、労働運動が起きたイギリスでは労働者こそが民主主義を守ってきた。ブレグジットは、グローバル主義と緊縮財政でアウトサイダーにされた彼らが投じた怒りの礫だったのだ――。英国在住の注目の著者がど真ん中から現状と歴史を伝える。

<内容:Amazon 書誌情報より> 「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著)

ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!

<内容:Amazon 書誌情報より>「言ってはいけない―残酷すぎる真実―」(新潮新書) 橘玲 (著)
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