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読書会までラスト2日/英雄的行為

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読書会(勉強会)
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構造が違うんだな、と思ったもんざです。

趣味でSF小説を書いている知人の作品を読み、感想を求められて自分の意見を伝えたことがあります。

一生懸命に書いたんだろうなとは思いましたが、もっと続きを読みたいかと言われたら、残念ながらハイとは言えず。。。

いま私は、フランク・ハーバートのSF「砂の惑星」シリーズを夢中で読んでいるのですが、ふと知人の作品と何が違うんだろう、と考えました。

この作品は、善と悪の対立構造がはっきりしており、主人公は間違いなくヒーローです。

知人の作品は、この古典的な王道の構造から離れているのが問題なのかな、と思いました。

紀元前2000年に描かれたギルガメッシュ叙事詩も英雄譚でしたよね。

人間は英雄物語に惹きつけられてしまう生きものなのかもしれません。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「「親しい関係からなぜか離れたい」がなくなる本」 イルセ・サン (著), 枇谷 玲子 (翻訳)

今回は「第5章 親を理想化することの危険」から、印象に残った部分を共有します。

もしも私たちが自分の子どもに、自分が得てきたものより、ほんのわずかでも多くを与えることができれば、それは英雄的行為だといえます。自分自身が得られなかったものを誰かに与えるのは特別に難しいことだからです。自分が親として何でも正しくできると信じてしまうと、そうではない現実に直面したときに、敗北感を味わうことになるでしょう

(第5章 親を理想化することの危険/「関心」には2種類ある)「「親しい関係からなぜか離れたい」がなくなる本」 イルセ・サン (著), 枇谷 玲子 (翻訳)

ここを読んで、アガサ・クリスティー「春にして君を離れ」の主人公ジョーンを思い出しました。

まずは現実を客観的に観察して、分析することができないと次のステップに進めないんですよね。

ただ問題になるのは、自分は客観的だと思い込んでいるけど、実はそうじゃない、というケース。

「春にして。。。」は、そのあたりがミステリー仕立てで描かれている不思議な作品でした。

ジョーンは架空の人物ですが、イルセの心理分析のクライアントになれそうだよなぁ。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(4名)

  1. もんざ「「親しい関係からなぜか離れたい」がなくなる本」 イルセ・サン (著), 枇谷 玲子 (翻訳)
  2. りんさん「選書中」
  3. よしざき。さん「囲碁を覚えるアプリ 囲碁であそぼ!」日本棋院 https://apps.apple.com/jp/app/id1634140775 [囲碁であそぼ! – Aplikacije na Google Playu](https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.unbalance.android.kiingo&hl=bs)
  4. Maruさん「選書中」

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共有予定の本

知らぬ間に心の壁をつくってしまう仕組みと、そこから脱け出す方法をご紹介します。

<内容:アマゾン商品説明より>「「親しい関係からなぜか離れたい」がなくなる本」 イルセ・サン (著), 枇谷 玲子 (翻訳)

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