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読書会まで9日/現実的な判断

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読書会(勉強会)
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進捗報告

私は 「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著) を共有しようと思っています。

今回は、第三章「ドイツ人は熱狂的にナチ体制を支持していたのか?」から、私がアンダーラインを引いたところを共有します。

ある政権を「支持するかしないか」という判断には、「良い/悪い」という道徳的判断だけでなく、「利益になるかならないか」という現実的判断も大きく絡んでいるのだ

第三章「ドイツ人は熱狂的にナチ体制を支持していたのか?」「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)

当時のドイツ人の多くはナチ体制を熱狂的に支持していたし、したがって良いことと思っていた」という極度に単純化した議論では、体制と人びととの「ズレ」、実利性や強制的側面などが見えなくなってしまうのである

第三章「ドイツ人は熱狂的にナチ体制を支持していたのか?」「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)

自分にとって利益になるかならないか?

私たちの判断基準はほぼこれでしょう。

自分の家族、会社など所属する組織の利益までは考えられるかもしれません。

でも5年後の自国や地球レベルでの全体の利益となると「?」ってなりますよね。

ベンサムは最大多数の最大幸福を唱えましたが、私には少し違和感があります。

オルテガの警告が思い出されます。

権利は主張するけれど自ら負うところを少なくする「大衆」の多数決で政治が動くしくみは、もっとバージョンアップを検討されるべきじゃないかな。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(3名)

  1. もんざ「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
  2. にしやまさん「選書中」
  3. maruさん「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)

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共有予定の本

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「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える.

<内容:アマゾン商品説明より>「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
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あらゆる差別は、マジョリティには「見えない」。
日常の中にありふれた排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。

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<内容:大月書店公式サイトより>「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)

「差別はたいてい悪意のない人がする」著者インタビュー 無自覚に他人を踏みつけないためにできること|好書好日

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