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読書会までラスト3日/神聖な傑作

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読書会(勉強会)
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そのデータの信憑性って、どうやって確かめるんだ?と思ったもんざです。

「日本人が世界で一番殺されているのがマニラだって聞いたけど、ほんと?」

マニラで会おうと話していた友人からメッセージが届きました。

それって、どの統計データを確認すれば良いのか。。。

とりあえず世界全体の殺人発生率を調べてみました。

■2021年殺人発生率
米国40位
フィリピン59位
中国139位
日本152位
参考 [世界の殺人発生率 国別ランキング・推移 – GLOBAL NOTE](https://www.globalnote.jp/post-1697.html)

アメリカ!途上国並みに高いんですけど?!確かにフィリピンは高いな。。。このデータだけでは確実なことは言えません。
でも殺人発生率と日本人の居住率、旅行者数から考えると、マニラが一番ってのは根拠がない感じ。

そして、外務省の海外法人援護統計なるものを発見。

[外務省 海外安全ホームページ|海外邦人援護統計](https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/support.html)

これを見ても、明確には分からないけど、マニラが一番ではないでしょ、って感じでした。

ちなみに世界中で日本(人口1.257憶人)よりも殺人が少ない国はシンガポール(人口545.4万人)か、バーレーン(人口146.3万人)になります。

多くの殺人が家庭内や友人・知人関係で発生することは統計的に明らか。

[図録▽欧米における他殺の被害者と加害者の関係](https://honkawa2.sakura.ne.jp/2793c.html)

総合すると、海外旅行中に外国人が殺害されるケースは、確率的に非常に珍しく特殊な事例だと分かります。

恐怖心って本能に根ざすから、噂として広がりやすいです。

本当に事実なのか?と疑ってみるくらいでちょうど良さそう。

でも正しく怖がるって意外と難しいんだよね。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)

今回は、個人的に最も心惹かれた第五章(芸術鑑賞)から一部を共有します。

面白かったのは英語で読んでも、日本語で読んでも、解説されなければ意味が分からなかったってことです。

田中さんの解説によると、天心は芸術作品に心を奪われる理由を詩的な表現で分析し、

そのドキドキ感は、宗教的な体験と比べても劣らない崇高なものだと主張しているとのこと。

芸術では気のあった魂の結合ほど神聖なものはない。会った瞬間に芸術愛好家は自己を超越する。彼は存在すると同時に存在しない。彼は「無限」を垣間見るが、言葉でその喜びを声にすることはできない。というのも目は言葉をもたないから。物質の制約から解放されて、彼の精神は事物の律動の中を動く。芸術が宗教に近づき、人間を気高くするとは、このようなことなのである。傑作が何か神聖なものになるというのは、このことなのである

「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著) 3.第五章 芸術鑑賞 第9段落 自己超越

この章のポイントは、天心が芸術に普遍的な価値が存在することを否定している点です。

自分が好きなものは万人向けではないかもしれない。

でも、それもいいじゃないか、と。

人気がある作品が、傑作とは限らない。

本物の傑作を強く求める天心の野心がこの章を執筆する原動力になっていたようです。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(3名)

  1. もんざ「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)
  2. にしやまさん「ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒やされる本 精神科医が教えるラクな生き方」樺沢紫苑 (著) マイナビ出版 
  3. りんさん「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」 (講談社現代新書) 前野隆司 (著) 

共有予定の本

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明治の日本美術界の指導者、岡倉天心が英語で著し、一九〇六年にアメリカで刊行した『茶の本』は、茶道のみならず日本人の美意識を西洋に啓蒙した代表作である。列強が世界を植民地化していく中で、天心が語る東洋の精神とは―現代茶道の第一線を担う著者が邦訳し、解説する。“最終章”から読むからわかりやすい、世界と向き合う現代人へのエール。

<内容:アマゾン商品説明より> 「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)
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参考

■THE BOOK OF TEA  By Kakuzo Okakura https://www.gutenberg.org/files/769/769-h/769-h.htm

■茶の本 岡倉覚三著 村岡博訳 底本:「茶の本」岩波文庫、岩波書店https://www.aozora.gr.jp/cards/000238/files/1276_31472.html

The Book of Tea (Audio Book) by Okakura Kakuzo (1863-1913) YouTube

Penguin Classicsの日本人が朗読しているもの ■Narrated by: Sadao Ueda

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