最近は雨の音が気に入っているもんざです。
愛用している瞑想アプリに、「ポモドーロ」プログラムが追加されました。
ポモドーロとは25分集中して5分休む、という時間管理テクニック。
1980年にイタリア人のシリロ氏が公案したもの。
私が使っているアプリでは集中する時間のBGMを選べるんです。
雨、風、環境音楽、波、singing bowlなど。
以前は波の音ばかりを使っていましたが、最近は雨音の方が集中できます。
別のアプリだと雷の音が入ってるのもあったなぁ。
なぜ雨音がこんなに心地よく感じるのか不思議です。
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)
この本は「茶の本」の解説本ですが、最終章(7章)から読み始めて1章へ、という流れです。
理由は、私たち現代人がこの本を理解するためには、この順序のほうが分かりやすいから、とのこと。
近代日本は、アジアの中で自分をどう位置づけようとすればよいのか、という思想的な課題を背負ってきました。天心の生前に出版された英文著作、『東洋の理想』、『日本の覚醒』、『茶の本』の三部作は、その課題に答えることで、世界に日本を受け入れてもらおうとした試みでした。この通奏低音に耳を傾けなければいけないと思います
「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著) はじめに
茶の本と、私たち現代人には、三つの距離(時間、文体、思想家天心への警戒心)があるため、理解が難しい。
その距離を乗り越えるための工夫のひとつが、最終章から読むことになるようです。
これは本当に、そうだなぁと思います。
青空文庫で第一章から読み始めて、文章は短いけど、詩的すぎて、「?」となっていた部分も、田中さんの解説で納得できました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(2名)
- もんざ「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)
- にしやまさん「ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒やされる本 精神科医が教えるラクな生き方」樺沢紫苑 (著) マイナビ出版
共有予定の本
明治の日本美術界の指導者、岡倉天心が英語で著し、一九〇六年にアメリカで刊行した『茶の本』は、茶道のみならず日本人の美意識を西洋に啓蒙した代表作である。列強が世界を植民地化していく中で、天心が語る東洋の精神とは―現代茶道の第一線を担う著者が邦訳し、解説する。“最終章”から読むからわかりやすい、世界と向き合う現代人へのエール。
<内容:アマゾン商品説明より> 「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)
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<内容:アマゾン商品説明より> 「ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒やされる本 精神科医が教えるラクな生き方」樺沢紫苑 (著) マイナビ出版
参考
■THE BOOK OF TEA By Kakuzo Okakura https://www.gutenberg.org/files/769/769-h/769-h.htm
■茶の本 岡倉覚三著 村岡博訳 底本:「茶の本」岩波文庫、岩波書店https://www.aozora.gr.jp/cards/000238/files/1276_31472.html
The Book of Tea (Audio Book) by Okakura Kakuzo (1863-1913) YouTube