妹のカンの鋭さに感謝したもんざです。
82歳の父が病院で眼科の検査を受けるとき、通常は母が付き添っています。
ところが眼科の先生から、脳外科での検査も指示されたのですが、その内容を母がしっかり妹に伝えられませんでした。
母では心もとないと、心配した妹が、父の脳外科受診に付き添いました。
すると、検査の結果、失明の可能性があるので、すぐに入院して手術です、と言われたのです。
妹は、ケアマネジャーさんに連絡したり、テキパキと入院準備を進めてから、私に連絡をくれました。
近くにいない私は妹に感謝して、父母に電話するくらいしかできません。
それにしても、このタイミングの良さって!虫の知らせっていうのかな?
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)
私はオーディブル(英語版)を購入して、隙間時間にBook of Teaも聴いています。
探してみたら、YouTubeに2時間ほどの朗読がありました。
The Book of Tea (Audio Book) by Okakura Kakuzo (1863-1913)
だいたい、どの朗読も英語ネイティブの人が読んでるのですが、私はPenguin Classicsの日本人が朗読しているものを購入しました。
明らかに英語の発音は、ネイティブではない感じですが、日本人名などの発音は全く違和感がありません。
だからこそ、まるで著者本人の語りを聴いているような感覚になります。
茶の本は、1906年(明治39年)に英語で出版されています。
・日本は高度な文化と歴史をもつ文明国である
・西洋諸国に負けるとも劣らぬ美意識が存在する
この認識を世界に知らしめるために、興味を持って読んでもらうための工夫をこらして執筆されているのが「茶の本」です。
後進国として、見下されていた立場をひっくり返したい、という天心の意気込みが、田中さんの解説を読むと良く理解できます。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(2名)
- もんざ「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)
- にしやまさん「ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒やされる本 精神科医が教えるラクな生き方」樺沢紫苑 (著) マイナビ出版
共有予定の本
明治の日本美術界の指導者、岡倉天心が英語で著し、一九〇六年にアメリカで刊行した『茶の本』は、茶道のみならず日本人の美意識を西洋に啓蒙した代表作である。列強が世界を植民地化していく中で、天心が語る東洋の精神とは―現代茶道の第一線を担う著者が邦訳し、解説する。“最終章”から読むからわかりやすい、世界と向き合う現代人へのエール。
<内容:アマゾン商品説明より> 「岡倉天心「茶の本」をよむ」 (講談社学術文庫) 田中仙堂 (著)
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<内容:アマゾン商品説明より> 「ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒やされる本 精神科医が教えるラクな生き方」樺沢紫苑 (著) マイナビ出版
参考
■THE BOOK OF TEA By Kakuzo Okakura https://www.gutenberg.org/files/769/769-h/769-h.htm
■茶の本 岡倉覚三著 村岡博訳 底本:「茶の本」岩波文庫、岩波書店https://www.aozora.gr.jp/cards/000238/files/1276_31472.html