Apple TV限定で観たい映画を探すって難しいなぁ、と思うもんざです。
あんまり観たいと思うものがなくって。。。
とりあえず、評価が高かったマクベスは観ました。
次は、友達が面白かったよーと言ってたテトリスにしようかな?
単純に面白いだけじゃ物足りない。
古典の知識がつくとか、ロシアの状況が垣間見えるとか、何かプラスアルファがあるものに惹かれる。
といいつつ、この前は単純に懐かしさでスーパーマリオを映画館に観に行きました。
1.進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)
この本は、本文も面白いのですが、註もめちゃくちゃ充実しているので、本文と註を行ったり来たりしながら読んでいます。
Kindleだと、本文中に付けられた註の番号をポチっと押すだけで、註に飛ぶ設定の本もあります。
残念ながら、この本はその仕様になってないんですよね。
南京虐殺、ポル・ポトによるカンボジア集団殺戮、ルワンダ民族虐殺、ユーゴスラヴィア民族浄化などでなく、ホロコーストを題材に取る主な理由は、⑴もっとも研究が進み、客観的資料・分析が豊富、⑵近代最大の犯罪行為が、それほど強い強制がないにもかかわらず、普通の人々によって遂行されたという二点に帰す。外国の問題よりも日本の戦争責任を問うべきだという批判は、規範論を展開しない本書と無関係である。
「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著) (第1章ホロコースト再考 註3)
第一章は、ホロコーストの事実を振り返りながら、どこに責任の所在があるのかを探っていく内容です。
当初、ユダヤ人を銃殺する担当のドイツ兵は良心の呵責で精神に異常をきたすものが多く出てしまったそうです。
そのため、直接手を下さず殺せる方法としてガス室が開発され、大量殺戮が可能になりました。
作業を分担し、責任の所在をあいまいにすることで、誰もが何か変だと感じつつも、命令なのだから仕方がない、と黙々と殺人行為に加担したのでした。
ナチスが行ったのは以下のようなことです。
- 全体像が見えないよう仕事を細分化
- 分業化して担当者には重要で意味のある仕事であることを伝える
- 最終的な汚れ仕事はユダヤ人(身内)にやらせる
- ユダヤ人は人間ではなく処分すべきモノという扱いを徹底する
- ユダヤ人絶滅プロジェクトは崇高な目的によるものだと宣伝教育を徹底する
しかし、これはナチスだから、ドイツ人だからできたことではありません。
自分と同じ、普通の人間たちが、ある環境に置かれると、こういうことをしてしまうのです。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
2.参加者(3名)
- もんざ「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)
- にしやまさん「キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ」 横山 信弘 (著)すばる舎
- りんさん(選書中)
共有予定の本
人間は自由意志を持った主体的存在であり、自己の行為に責任を負う。これが近代を支える人間像だ。しかし、社会心理学や脳科学はこの見方に真っ向から疑問を投げかける。ホロコースト・死刑・冤罪の分析から浮き上がる責任の構造とは何か。本書は、自由意志概念のイデオロギー性を暴き、あらゆる手段で近代が秘匿してきた秩序維持装置の仕組みを炙り出す。社会に虚構が生まれると同時に、その虚構性が必ず隠蔽されるのはなぜか。人間の根源的姿に迫った著者代表作。文庫版には自由・平等・普遍の正体、そして規範論の罠を明らかにした補考「近代の原罪」を付す。
<内容:アマゾン商品説明より> 「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)
本書では、スグできて効果が出やすい「42の方法」を紹介している。
いずれも、長年コンサルタントの現場で使い、お客様と瞬時に信頼関係を結んだり、本音を引き出したりするうえで、有用なコミュニケーションスキルをベースにしている。本書で紹介するコツを身につければ、日々の会話ストレスがグンと減ることは間違いない。
<内容:アマゾン商品説明より> 「キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ」 横山 信弘 (著)すばる舎
話がズレて「わかってないな」と思われる状態から一転して、
「わかってるね!」と言われるようになり、仕事がサクサク進み出す。
職場の人間関係が俄然良くなり、お客様から「キミには、つい本音を話しちゃうな」と言われるようになる。
さらにキーパーソンや重要な人物からも、絶大な信頼を勝ち取れるようになるはずだ。