無事にロンドン滞在を終えられそうで嬉しいもんざです。
本日夜の便で英国を出国しドバイ経由でマニラに戻ります。
4月6日 木曜日の夕方にロンドン到着した時は、あまりにも寒くてホッカイロを貼ったり。
口内炎ができたり、時差ボケが治らず、よく眠れなかったり。
それでも毎日どこかしらへ出かけて1万歩以上歩き回り、観たいものを観ることができ満足です。
11泊14日の海外旅行でしたが、体力と健康があってこそ、楽しめるのだとしみじみ思いました。
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
心に残ったフレーズを少しずつ 共有していこうと思います。今回は、18歳で鉄道建設の現場や野戦病院で給食係や看護婦をしていた二等兵クセーニャのことば。
今はクリミアに住んでいます……花が咲き乱れています。私は毎日窓から海をながめています。でも、全身の痛みであえいでいます。私は今でも、女の顔をしていません。よく泣きます。毎日 呻いています。思い出しては。
クセーニャ・セルゲーエヴナ・オサトチェワ 二等兵(給食係)/お嬢ちゃんたち、まだねんねじゃないか
武器を持って戦う人だけでなく、洗濯したり、食事を作ったり、ケガ人を助け手当をしたり、新しいメンバーを教育したり。
そうした役割がある事すら、私はこの本を読むまでは具体的にイメージできていませんでした。
今日も読んでくださってありがとうございます。明日もどうぞよろしくお願いいたします。
参加者4名
- もんざ「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
- りんさん(選書中)
- にしやまさん(選書中)
- maruさん『韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 (著)イースト・プレス
紹介予定の本
ソ連では第二次世界大戦で百万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった―。五百人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞受賞作家のデビュー作で主著!
「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
なぜこんなにも面白く、パワフルで魅力的なのか。その謎を解くキーは「戦争」にある。
なぜ、韓国文学はこんなに面白いのか。なぜ『82年生まれ、キム・ジヨン』、フェミニズムの教科書となったのか。世界の歴史が大きく変わっていく中で、新しい韓国文学がパワフルに描いているものはいったい何なのか。その根底にあるのはまだ終わっていない朝鮮戦争であり、またその戦争と日本は深くつながっている。ブームの牽引者でもある著者が、日本との関わりとともに、詳細に読み解き、その面白さ、魅力を凝縮する。
『韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 (著)イースト・プレス