ロンドンで雑誌ビッグイシューを購入したもんざです。
私は日本のホームレスを自立就業支援するビッグイシューに毎月少額ですが寄付しています。(雑誌を販売することで売上の一部が販売者の収入になるしくみ)
そういえば、発祥はイギリスだったかな?と気がついて ウェブサイトで検索したところやはり 販売者さんがいることが分かり買ってみたいなと思っていました 。
泊まっているホテルの近くにマークスアンドスペンサー というスーパーマーケットがあり、 滞在中はとてもお世話になっていました。
ウェブサイトをチェックした翌日に、そこの前にたまたま 売っている女性の方がいて 4ポンドで1冊 購入しました 。実はまだパラパラとしか読んでいないので帰宅後ゆっくり読むのが楽しみです。
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
心に残ったフレーズを少しずつ 共有していこうと思います。
戦争の映画を見ても嘘だし、 本を読んでも本当のことじゃない。違う……違うものになってしまう。 自分で話し始めても、やはり、事実ほど恐ろしくないし、あれほど美しくない。戦時中 どんなに美しい朝があったかご存知?
(オリガ・ニキーチチュナ・ザベーリナ 軍医(外科)/甲高い乙女の「ソプラノ」と水兵の迷信)
旅をして思うのは、ガイドブックを読んだり YouTube を見たり 現地に行かなくても色々な情報を家で手に入れることができる時代になった、けれども 実際に行ってみて、体験しなければ分からないことは絶対にあるということ。
それらを全て言語化することはできません。
でも 言語化できないからと言って存在していないわけではありません。
そういう 言語ができない部分を 著者がすくい取ろうとしているところに この本の醍醐味があります。
今日も読んでくださってありがとうございます。明日もどうぞよろしくお願いいたします。
参加者4名
- もんざ「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
- りんさん(選書中)
- にしやまさん(選書中)
- maruさん『韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 (著)イースト・プレス
紹介予定の本
ソ連では第二次世界大戦で百万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった―。五百人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞受賞作家のデビュー作で主著!
「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
なぜこんなにも面白く、パワフルで魅力的なのか。その謎を解くキーは「戦争」にある。
なぜ、韓国文学はこんなに面白いのか。なぜ『82年生まれ、キム・ジヨン』、フェミニズムの教科書となったのか。世界の歴史が大きく変わっていく中で、新しい韓国文学がパワフルに描いているものはいったい何なのか。その根底にあるのはまだ終わっていない朝鮮戦争であり、またその戦争と日本は深くつながっている。ブームの牽引者でもある著者が、日本との関わりとともに、詳細に読み解き、その面白さ、魅力を凝縮する。
『韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 (著)イースト・プレス