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読書会までラスト6日/研究者の人間関係

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読書会(勉強会)
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久々に遊園地に行って、童心に帰ったもんざです。

ピクミン・ブルームという位置ゲー厶で遊んでいるため、色々な場所に出かけてみようという気になりやすいです。

年末年始にかけて動物園やビーチに行ったのですが、今回は遊園地でした。

次はどこに行ってみようかな?

進捗報告

さて、私が今月みなさんと共有したいのは、こちらです。「生物と無生物のあいだ」 (講談社現代新書) 福岡 伸一  (著) 今回は第6章「ダークサイド・オブ・DNA」から。

この本の帯に「傑作科学ミステリー」と書かれている理由がこの章で分かります。ノーベル賞を受賞した人の陰で、正当な評価を得られなかった人々の姿が描かれるからです。

ここでは、ロザリンド・フランクリンという優秀な女性研究者の論文が意図せぬピア・レビューを受けたことが、ワトソンとクリックのノーベル賞受賞に道筋をつけたことが明らかにされます。

ロザリンド・フランクリン:DNA構造を発見した隠れた偉人 — クラウディオ・L・ゲラ(この4分のTED動画で分かりやすく説明されていました)

さらにいえば化学的方向性が互いに逆走行であるがゆえに、 短い プライマーに挟まれた DNA 断片は 複製のたびごとに 2倍、 4倍と増幅できることになる。マリスの発見もここにその基礎を穿っているのである。 では、何がワトソンとクリックをして、 DNA 螺旋の逆走行(アンチ・パラレル)構造に目を開かせたのだろうか。 彼らはある重要な手がかりをひそかに「透かし見」していたのである

(第6章「ダークサイド・オブ・DNA」)「生物と無生物のあいだ」 (講談社現代新書) 福岡 伸一  (著)

ただ真面目に研究をしていれば報われる、というわけではなく、研究者同士の人間関係など様々な要素が絡み合っているのが研究者の世界なのでした。

とはいえ、それって研究者だけでなく、会社に勤めている人だって、自営業の人だって、みんな同じだろうとは思います。FacebookなどのSNSによって、ある程度は人間関係が可視化されてきましたが、それだって、全部じゃないですものね。

誰と誰が仲良しで、どういうふうに情報が流通しているのか、それを理解できていて活用できる人はそうとうサバイバル力が高そう。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(6名)

  1. もんざ「生物と無生物のあいだ」 (講談社現代新書) 福岡 伸一 (著)
  2. さんぽ屋さん「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン  (著), 高橋璃子  (翻訳)かんき出版
  3. にしやまさん「別冊NHK100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した」佐々木 閑  (著) 
  4. maru(まる)さん「無人島のふたり  120日以上生きなくちゃ日記」山本文緒  (著)新潮社
  5. りんさん(選書中)
  6. せいみやさん「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」 (集英社)河野啓 (著)

共有予定の本

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生命とは、実は流れゆく分子の淀みにすぎない!?「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。歴史の闇に沈んだ天才科学者たちの思考を紹介しながら、現在形の生命観を探る。ページをめくる手が止まらない極上の科学ミステリー。分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色がガラリと変える!

<内容:アマゾン商品説明より>  生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) 福岡 伸一 (著)
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本書は古今の哲学、心理学、スピリチュアル思想を駆使し、ウィットに富んだ語り口で、時間と時間管理を実践的に、そして深く問い直す。

「すべてのことを終わらせる」という強迫観念を捨て、自分の有限性を受け入れたうえで、そこから有意義な人生を築く方法を紹介する。

本書を読めば時間に対する見方が変わり、さらには生き方が変わるだろう。

<内容:アマゾン商品説明より>「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン  (著), 高橋璃子  (翻訳)かんき出版
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同じ仏教なのに、どうして教えが違うのですか?
“自己鍛錬”を目的に興ったはずの「釈迦の仏教」は、いつ、どこで、なぜ、どのようにして、“衆生救済”を目的とする大乗仏教へと変わっていったのか――。原始仏教の第一人者とその研究室を訪れた一人の社会人学生の対話から大乗仏教の本質に迫る、類を見ない仏教概説書。

<内容:アマゾン商品説明より>「別冊NHK100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した」佐々木 閑  (著) 
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お別れの言葉は、言っても言っても言い足りない――。急逝した作家の闘病記。
これを書くことをお別れの挨拶とさせて下さい――。思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅でふたりきりで過ごす闘病生活が始まった。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記。

<内容:アマゾン商品説明より>「無人島のふたり  120日以上生きなくちゃ日記」山本文緒  (著)新潮社
デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 (集英社学芸単行本)
【第18回(2020年)開高健ノンフィクション賞受賞作!】両手の指9本を失いながら〈七大陸最高峰単独無酸素〉登頂を目指した登山家・栗城史多(くりきのぶかず)氏。エベレスト登頂をインターネットで生中継することを掲げ、SNS時代の寵児と称賛を受...

2020年 第18回 開高健ノンフィクション賞受賞作。2021年 Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞、ノミネート。

両手の指9本を失いながら“七大陸最高峰単独無酸素”登頂を目指した登山家・栗城史多(くりき のぶかず)氏。エベレスト登頂をインターネットで生中継することを掲げ、SNS時代の寵児と称賛を受けた。しかし、8度目の挑戦となった2018年5月21日、滑落死。35歳だった。

彼はなぜ凍傷で指を失ったあともエベレストに挑み続けたのか?
最後の挑戦に、登れるはずのない最難関のルートを選んだ理由は何だったのか?
滑落死は本当に事故だったのか? そして、彼は何者だったのか。
謎多き人気クライマーの心の内を、綿密な取材で解き明かす。

<内容:アマゾン商品説明より>栗城史多のエベレスト劇場」 (集英社)河野啓 (著)
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