読書会(勉強会)カウントダウンコラムZoom読書会

「ルール」を設定し、それに従うという伝統のない社会

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読書会(勉強会)
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第128回のZOOM読書会まで、あと8日。本当にZOOMで会話できる日がきたぞ!と驚いているもんざです。ちょうど一ヶ月前のカウントダウンコラム(私が書いているコレ)で、父母にZOOMを使ってもらおうと四苦八苦していることを書きました。

妹の協力もあり、ようやく父母がandroidスマホを使ってZOOMで私と対話ができるように!LINE電話と何が違うのかといえば録画ができることです。私が録画した動画を姉弟間で共有し始めました。文字に比べると動画の情報量は、圧倒的です。でも簡潔に要点を伝えるには文字情報も必須でしょ?だから、結果的に文字+動画の組み合わせで、かなり情報共有の幅が広がったかんじ。

LINE電話で毎晩、両親と対話するようになって1年。そして念願のZOOMで対話する状況も整ってうれしい限りです。

最も大きなガンは

さて、今月、私がご紹介する予定の「タテ社会の人間関係」ですが、ハッとさせられた一文を共有します。疑問や、問題点を考えるとき、つい、言語化されているものに飛びついて、結論を出したくなってしまいます。でも中根さんは、ちょっと異なる視点から問題の根っこを捕まえにいきます。

とにかく、痛感することは、「権威主義」が悪の源でもなく「民主主義」が混乱を生むのでもなく、それよりも、もっと根底になる日本人の習性である、「人」には従ったり(人を従えたり)、影響され(影響を与え)ても、「ルール」を設定したり、それに従う、という伝統がない社会であるということが、最も大きなガンになっているようである

6章リーダーと集団の関係 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)

カーネマンの「ノイズ」では、著者たちが、問題があるなら「新しいルール」を作ればいい、とずっと書いてます。ノイズ低減策はお金がかかるだの、弊害があるだの反対意見もいっぱいあるけど、だからノイズを減らさなくていいってことには絶対にならない、と。それらを理解したうえで、新しいルールを作ってどんどん改善すりゃあいいじゃないかって。非常に論理的で合理的です。(でも、それも、そう簡単にはできませんけど)われわれは、前例という枠にハマりすぎて、身動きがとれなくなりやすいという弱点を、どうやったら克服できるんでしょうねぇ。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(4名)

  1. もんざ (主催者)  「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
  2. Yoko3さん(紹介本を検討中)
  3. にしやまさん「おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス」 (日本経済新聞出版) 藤野英人  (著)
  4. えりさん「ノンフィクションはこれを読め! – HONZが選んだ150冊」(中央公論新社)成毛眞  (著)

共有予定の本

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日本社会の人間関係は、個人主義・契約精神の根づいた欧米とは、大きな相違をみせている。「場」を強調し「ウチ」「ソト」を強く意識する日本的社会構造にはどのような条件が考えられるか。「単一社会の理論」によりその本質をとらえロングセラーを続ける。(講談社現代新書)

<内容:アマゾン商品説明より> 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
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問題山積だからこそ、日本にはチャンスがいっぱい!さらば悲観論。20年後に明るい未来を迎えるための必読書。ロングセラー『投資家が「お金」より大切にしていること』の著者であり、「ひふみ投信」で有名なカリスマ投資家が説く、2040年のメガトレンドと成長ビジネス。

<内容:アマゾン商品説明より> 「おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス」 (日本経済新聞出版) 藤野英人  (著)
ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊
ノンフィクション書評サイト〈HONZ〉いち押しの150冊――『理系の子』『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』『さいごの色街 飛田』『ナチスのキッチン』『河北新報のいちばん長い日』『地球全史』『神は数学者か?』『スパイス、爆薬、医薬品』...

ノンフィクション書評サイト〈HONZ〉いち押しの150冊――『理系の子』『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』『さいごの色街 飛田』『ナチスのキッチン』『河北新報のいちばん長い日』『地球全史』『神は数学者か?』『スパイス、爆薬、医薬品』『江戸時代の天皇』『未来国家ブータン』などを網羅。これ一冊で《現代》がわかる!

<内容:アマゾン商品説明より> 「ノンフィクションはこれを読め! – HONZが選んだ150冊」(中央公論新社)成毛眞  (著)
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