第128回のZOOM読書会まで、あと9日。キビキビと働く人をみると気持ち良くなるのはなぜだ?と思うもんざです。お気に入りのベトナム料理レストランがあるんです。チェーン店で近くに何店舗もあるですが、行く店はひとつ。味や量も店舗によって違うんですけど、お気に入りの店はベテラン店員さんの動きが非常にスムーズなんですよ。
先日ランチに行って、モグモグ食べていたら、突然お気に入りの店員さんがダッシュでエスカレーターを駆け上がっていきました。何事かと思ったら、一人のお客さんがうっかり支払いを忘れてたらしいのです。お客さんは戻ってきて、ごめんね、と謝って支払いしてました。ボーっとしてると私もやりそう。。。気を付けなければ!
パッパッととオーダーを取って、食事が終わったらササッと片づけて、という一連の流れを効率的に行うのは日本だと当たり前。それが、外国だと全然当たり前じゃない、ってことに気づかされるんですよね。
論理より感情を愛する
さて、今月、私がご紹介する予定の「タテ社会の人間関係」ですが、ちょっと面白いなと思ったところを共有しますね。
日本人は、論理よりも感情を楽しみ、論理よりも感情をことのほか愛するのである。少なくとも、社会生活において、日本人はインテリを含めて、西欧やインドの人々がするような、日常生活において、論理のゲームを無限に楽しむという習慣をもっていない
7章 人と人との関係 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
中根さんは、インドや欧州などの海外生活も長く、研究者同士の付き合いも多いので、こういう比較ができるんでしょうね。そういえば、こちらに来たばかりのころ、日本人が多めの多国籍メンバーの飲み会に参加して、1人のインド人が難しい話をし始めたときのことを思い出しました。私は、面白いなと思ったのですが、他の人がもっとゆるい話題にスイッチさせたので話が深まらず残念でした。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(3名)
- もんざ (主催者) 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
- Yoko3さん(紹介本を検討中)
- にしやまさん「おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス」 (日本経済新聞出版) 藤野英人 (著)
共有予定の本
日本社会の人間関係は、個人主義・契約精神の根づいた欧米とは、大きな相違をみせている。「場」を強調し「ウチ」「ソト」を強く意識する日本的社会構造にはどのような条件が考えられるか。「単一社会の理論」によりその本質をとらえロングセラーを続ける。(講談社現代新書)
<内容:アマゾン商品説明より> 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
問題山積だからこそ、日本にはチャンスがいっぱい!さらば悲観論。20年後に明るい未来を迎えるための必読書。ロングセラー『投資家が「お金」より大切にしていること』の著者であり、「ひふみ投信」で有名なカリスマ投資家が説く、2040年のメガトレンドと成長ビジネス。
<内容:アマゾン商品説明より> 「おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス」 (日本経済新聞出版) 藤野英人 (著)