ふりかえり哀sad

Gipsy Kingsを聴きながら、池波正太郎の鬼平犯科帳を読みつつ、吉右衛門さんを偲びます

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ふりかえり
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吉右衛門さんの訃報を読んだ瞬間に頭の中でGipsy KingsのInspirationが流れて、長谷川平蔵を演じた彼の低くて張りのある渋い声や笑顔や、こちらの背筋まで伸びるような身のこなしが思い出されて息が詰まってしまいました。ホントにカッコよかったなぁ。享年77歳とのこと。

Gipsy Kingsを聴きながら、池波正太郎の鬼平犯科帳を読みつつ、ご冥福をお祈りいたします。

中村吉右衛門さんご逝去(歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人かぶきびと2021.12.1

映像作品ではドラマ「鬼平犯科帳」に平成元(1989)年から28(2016)年まで、実父の初代白鸚も演じた長谷川平蔵役で主演し、人気シリーズとなる。最後の舞台は令和3(2021)年3月歌舞伎座『楼門五三桐』石川五右衛門。

中村吉右衛門さんご逝去(歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人かぶきびと2021.12.1)

参考

日本のテレビドラマ。放映はフジテレビ系列(1989年7月~1990年2月)。時代劇。全26回。原作:池波正太郎による同名の時代小説。出演:二代目中村吉右衛門、多岐川裕美ほか。2001年までに全9シリーズが放映された人気時代劇シリーズの第一作目。

“鬼平犯科帳〔1989年:フジテレビ〕”, デジタル大辞泉プラス, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-12-02)

歌舞伎俳優。屋号播磨屋,家紋揚羽蝶。(1)初世(1886-1954・明治19-昭和29) 本名波野辰次郎。3世中村歌六の長男として浅草に生まれ,1897年吉右衛門の名で初舞台。幼少から頭角を現し,浅草座の子供芝居で活躍,のち6世尾上菊五郎とともに市村座に出演し,菊吉時代を作る。21年市村座脱退,43年中村吉右衛門劇団を組織,47年菊五郎とともに芸術院会員となり,51年文化勲章受章。9世市川団十郎の芸風の継承者として《嫩軍記》の熊谷,《盛綱陣屋》の盛綱,《逆櫓》の樋口,その他時代物に数々の名品を残したほか,父歌六の上方物や,菊五郎と2人で演じた生世話(きぜわ)狂言にも優れたものが多い。特に清正物は有名で清正役者ともいわれた。(2)2世(1944(昭和19)- ) 初世の孫。8世松本幸四郎(のちの松本白鸚)の次男。1948年中村万之助の名で初舞台。61年から父とともに東宝に移籍し,66年帝国劇場開場を機に吉右衛門を襲名した。 なお,江戸時代,上方に同名の役者がいたが,まったく関係はない。

“中村吉右衛門”, 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-12-02)

 吉右衛門の思いもある。「思えば、物語の長谷川平蔵の年齢と同じ45歳で原作者の池波正太郎先生から作品をお預かりして四半世紀、大変魅力的な“鬼の長谷川平蔵”という役に、真摯(しんし)に、そして一所懸命に向き合って参りました。私が常に意識しておりましたのは、原作で描かれる平蔵自身の行動力、生き生きと切れのある立ち回り、市中を駆けめぐる軽やかさ、そして静かな中に見せる人情味でございます。それこそが、“鬼平犯科帳の真髄”との考えだからこそでございます。鬼平を溌剌(はつらつ)と演じられるうちにフィナーレを迎えるのが最善と思い、来年の撮影で記念の150作となるのを期に決断致した次第です」。

中村吉右衛門、『鬼平犯科帳』終了 150本目で有終の美(Oricon News 2015.12.16)
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Gipsy KingsのInspirationは時代劇「鬼平犯科帳」のエンディング曲。愁いのあるギターをBGMに江戸に暮らす町民の日常風景が映し出されるエンドロールは何度見ても見飽きることがなく、今もこの曲を聴くと映像が思い出せるくらい。

鬼平犯科帳 (中村吉右衛門) / エンディング
吉右衛門主演の鬼平犯科帳において印象深いものの1つに、「日本の四季折々に彩られた」中で営まれる『人々の生活の風景』をちりばめたエンディングがある。ジプシー・キングス『インスピレイション』をテーマ音楽に用い、春(桜)、夏(花火)、秋(紅葉)、冬(雪)といった日本の四季に代表されるシーンに加え、菖蒲や紫陽花等といった季節相応の花を主体とした風景、梅雨時期に見られるにわか雨模様や夏の風鈴売りや冬のそば屋台等に見られる人々の生きる営みを映像化するなど、町人文化の彩りを活き活きと表現している。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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