ピクミン・ブルームをやってみようかな、と思って情報収集をしていたら、ニンテンドーライフというサイトにレビュー記事(英文)を見つけました。そこで、初めてjonesing forという動詞の用法を見たので語源が気になって調べてみました。
Predictably, Bloom isn’t going to satisfy fans jonesing for Pikmin 4, and despite the underlying mechanics and systems, it is only superficially similar to GO. 予想通り、「Bloom」は「Pikmin 4」に飢えているファンを満足させることはできず、基本的な仕組みやシステムにもかかわらず、「GO」とは表面的にしか似ていない。(DeepL無料翻訳)
Pikmin Bloom Review (Mobile) / These blooms were made for walkin’
Oxford Advanced Learner’s Dictionary
オックスフォード上級学習者向け辞書では、Jonesの語源として、「ジョーンズは19世紀後半、一般的にイギリス系の苗字としてみられる名詞」としか書かれていませんでした。
Word Origin
“Joneses (n.)”, Oxford Advanced Learner’s Dictionary, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-11-05)
late 19th cent.: from Jones, a commonly found British surname.
ランダムハウス英和辞典
ランダムハウス英和辞典では、スラングもしっかり収録されてます。ただし、1968年現在で語源は不明となっています。
1 ((時に J-)) ((俗)) =heroin. 2 ((時に J-)) ((俗)) 麻薬中毒,(特に)ヘロイン中毒. cf. HARD DRUG 3 ((時に J-)) ((俗)) 強い関心,熱中,夢中. 4 ((時に J-)) ((米黒人俗)) (1)物,「ぶつ」.(2)ペニス(penis).[1968. 語源不明]
“jones”, 小学館 ランダムハウス英和大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-11-05)
ニューヨークタイムズマガジンの記事
なんとか語源を探れそうな記事を見つけました。麻薬中毒を意味するスラングが転じて、一般的な渇望の場合にも使われるようになって利用範囲が拡大したことは書かれています。でも、結局この記事でも明確には示されていなかったんですよね。
In current slang use, jonesing has evolved from its narcotics-addiction base to a general lusting, craving or yearning. It seems to have shouldered aside to have the hots for. 現在のスラングでは、jonesingは麻薬中毒のベースから、一般的な欲望、渇望、憧れへと進化しています。この言葉は、”have the hots for “と肩を並べているようにも見えます。(DeepL無料翻訳)
The Way We Live Now: On Language; Jonesing By William Safire (May 11, 2003 The New YorkTimes Magazine)
In the 1970’s, the noun — no longer capitalized — most often referred to withdrawal symptoms, and made the transition to verb: jonesing out. In 1984, I noted that jonesin’ was extended to mean ”doin’ nothin’,” as addicts often do, but it was not until this millennium that the participle made the leap into popular speech as a generalized ”craving.”1970年代には、禁断症状を意味する名詞(もはや大文字ではない)が最も頻繁に使われるようになり、「jonesing out」という動詞に移行しました。1984年、私はjonesin’が中毒者がよくするように「何もしない」という意味に拡張されたことを指摘しましたが、分詞が一般的な「渇望」として一般的な会話に躍り出たのは今世紀になってからです。(DeepL無料翻訳)
The Way We Live Now: On Language; Jonesing By William Safire (May 11, 2003 The New YorkTimes Magazine)
ちなみに、 “have the hots for “ には2つの意味があるようです。一般的な渇望を示す文例だと2になりますね。
1. To have a strong sexual attraction to one.
I think Jenny has the hots for my brother.2. By extension, to have a strong desire for something.
have the hots for (The Free Dictionary by FARLEX)
Dan’s always got the hots for the latest technological fads.
Oxford Languages
そして、なんとか辿り着いたのがここ。オックスフォード・ラングエッジによると、地名由来ではないかと推測されているようです。ちなみに、Jones Alleyで検索して出てきた情報はコレでした。裏通りで麻薬売買が行われていたことから、その通り名が隠語になったのでしょうか?
1960s: said to come from Jones Alley, in Manhattan, associated with drug addicts. 1960年代:マンハッタンのジョーンズ横丁から来たと言われ、麻薬中毒者と関係があります。(DeepL無料翻訳)
Oxford Languagesの定義
Googleブックス・エヌグラム・ビューアによると、1980年代以前には、jonesingの使用例がほとんどみられません。
結論
はっきりした語源は不明です。唯一それらしい情報があるとすれば、マンハッタンのジョーンズ横丁かなぁ。こうしてみると、語源を探るのって、非常に難しいことなのだと良く分かりました。