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弁護士に相談する内容のまとめ方/弁護士保険

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読書感想
この記事は約3分で読めます。

弁護士さんに相談する内容を事前にまとめた方が良い、とアドバイスされたものの、いったいどうやってまとめるのかもよく分からないなぁ、と思っていたところ、良い本を見つけました。30分くらいで読めて、弁護士相談を検討している人に役立つ内容です。

「元弁護士がこっそり教える!無料法律相談のススメと弁護士選びのコツ」福谷陽子 (著), ライター事務所HARUKA (編集)

事前準備

限られた相談時間を有効に使うために、著者は以下の4つを勧めています。全部は難しくても1と2を作っておくと、弁護士に伝えたい内容をしっかりと情報整理できそうです。

  1. 相談したいことを書き出す
  2. 時系列表を作成する
  3. 図を作成する
  4. 証拠を集める

それぞれの項目について具体的な事例をもとに解説されているので、必要性が十分に理解できました。

無料相談もいろいろ

なるほどなぁ、と思ったのがココ。結局のところ、自分と相性の良い弁護士さんを見つけられるかどうか。比べる基準を持つためにも、いくつか無料相談を受けてみることを著者も勧めています。

無料相談を利用するならば、複数の事務所で受けることをお勧めします。複数の事務所で無料相談を利用すると、同じ問題についていろいろな弁護士から話を聞くことができるからです。1つのトラブル解決方法についても、弁護士によって意見や提案内容が異なることはよくありますが、複数の弁護士からの意見を聞くことにより、「何が正しいのか」「どの選択肢をとるべきか」を客観的に判断しやすくなります

「元弁護士がこっそり教える!無料法律相談のススメと弁護士選びのコツ」福谷陽子 (著), ライター事務所HARUKA (編集)

弁護士をしていた経験から言いますが、弁護士を選ぶとき、最もと言って良いほど重要なのは、弁護士との相性、フィーリングです。(中略)
このように、ひと言で「無料相談」と言っても、法テラスや自治体などの相談と一版の弁護士事務所の相談は、大きく性格が違います。私のお勧めとしては、一般の弁護士事務所の無料相談です。是非とも賢く活用してください

「元弁護士がこっそり教える!無料法律相談のススメと弁護士選びのコツ」福谷陽子 (著), ライター事務所HARUKA (編集)

弁護士保険

この本を読んで初めて知ったのが弁護士保険でした。ドイツや英国では一般的だそうです。日本もこれから増えていくのかもしれません。通常の保険と同様に、すでにトラブルが発生した後から加入しても、保険金還付の対象外ですから、早めに加入しておいた方が良さそうですね。

現時点(2018年11月)において、弁護士保険の中でももっとも販売実績のある「弁護士保険Mikata」では、法律相談料については1事件2.2万円、年間10万円まで負担してもらえます

「元弁護士がこっそり教える!無料法律相談のススメと弁護士選びのコツ」福谷陽子 (著), ライター事務所HARUKA (編集)

調べてみたところ、この本で紹介されている保険以外にも、いくつか見つけることができました。月額料金は、590円から2,980円まで、かなり差がありますね。加入する場合は、どんな保証が必要なのか、比較検討する必要がありそうです。

弁護士保険ミカタ (月額2,980円)

痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険 (月額590円) 
弁護士保険コモン+ (月額1080円)
ネットあんしん保険 (月額750円)

参考

元弁護士・ライター福谷陽子の実績(執筆、監修業務)

親の持ち家は将来のリスクに?今から出来る対策を紹介(福谷陽子氏)

共有名義の土地を売却する3つの方法と5つの注意点

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