読書会(勉強会)課題図書

10月ABD読書会の課題本「LISTEN 知性豊かで創造力がある人になれる」聴くスキルは楽器の演奏に似てる?

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読書会(勉強会)
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10月16日(土)ABD読書会の課題本は 「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」ケイト・マーフィ (著), 松丸 さとみ (翻訳), 篠田 真貴子 (監修) 日経BP社 です。(ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という読書形式について詳しく知りたい方はこちら

読書会当日までに担当するパートを読み、当日参加者同士で各パートの内容をシェアすることで本1冊の内容を短時間で学び、それを元に話をすることで、学びを深めます。

「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」ケイト・マーフィ (著), 松丸 さとみ (翻訳), 篠田 真貴子 (監修) 日経BP社

あなたを気にかけているよ

4月から毎晩、LINE電話で80歳の父と会話をするようになった私は、会話の面白さ、奥深さに目覚めつつあります。始めるときは、話す事なんかあるだろうか、と思っていたのに、意外と何かしら話題はあって、それが不思議で面白いのですが、それと同時に聴くことの難しさも感じている状態だったので、この本を読むには最適な状態かもしれません。

よく「聴く」とは、相手の頭と心の中で何が起きているのかをわかろうとすること。そして「あなたを気にかけているよ」と行動で示すことです。

「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」ケイト・マーフィ (著), 松丸 さとみ (翻訳), 篠田 真貴子 (監修) 日経BP社 chapter2 私たちは、きちんと話を聞いてもらえた経験が少ない

ここを読んだとき、あ、これはローゼンバーグの本で読んだ内容と似ている!と気づきました。ローゼンバーグの本は、今年の5月に読んだのですが、これを読む前と後では明らかに私のコミュニケーション方法は変化しました。

具体的には、自分を表現し、他人の言葉に耳を傾ける方法を組み立て直す。型どおりに反射的に反応するのではなく、自分がいま何を観察しているのか、どう感じているのか、何を必要としているのかを把握したうえで、意識的な反応として言葉を発するようにする。人に対する尊敬と共感を保ちながら、自分自身を率直に明快に表現する。どんなやりとりにおいても、自分が、そして人が必要としていることに耳を傾ける。

「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」新版 (日本経済新聞出版)マーシャル・B・ローゼンバーグ (著), 安納献 (著), 小川敏子 (翻訳)

マーフィの本からも、実践的な学びを得られることを期待しています。

この本のもくじ

私が担当するのは2章、10章、18章です。読書会で発表するまえに、情報を整理して要点をまとめる予定です。またブログでも、気づきを共有できたらいいなと思っています。

chapter1 「聞くこと」は忘れられている
chapter2 私たちは、きちんと話を聞いてもらえた経験が少ない
chapter3 聞くことが人生をおもしろくし、自分自身もおもしろい人物にする
chapter4 親しい人との仲もレッテルからも「聞くこと」が守ってくれる
chapter5「空気が読めない」とは、そもそも何が起こっているのか
chapter6 「会話」には我慢という技術がいる
chapter7 反対意見を聞くことは「相手の言うことを聞かなければならない」ことではない
chapter8 ビッグヒットは消費者の声を「聴く」ことから生まれる
chapter9 チームワークは、話をコントロールしたいという思いをやめた人のところにやってくる
chapter10 話にだまされる人、だまされない人
chapter11 他人とする会話は、自分の内なる声に影響する
chapter12「アドバイスをしよう」と思って聞くと失敗する
chapter13 騒音は孤独のはじまり
chapter14 スマートフォンに依存させればさせるほど、企業は儲かる
chapter15 「間」をいとわない人は、より多くの情報を引き出す
chapter16 人間関係を破綻させるもっとも多い原因は相手の話を聞かないこと
chapter17 だれの話を「聴く」かは自分で決められる
chapter18「聴くこと」は学ぶこと

実践的で練習で身に着くスキル

ざっと目を通して10章と18章で印象に残った言葉をメモしました。正直なところ、私は会話をおっくうに感じることも多いため、数をこなすためには、何らかの工夫をしなければ難しそうですね。ただ、しくみさえ作ってしまえば、コツコツ継続することは、さほど大変ではないタイプなので、「聴く」スキルも上達できる可能性はありそう。

多くの人の話を聞けば聞くほど、人間が持つ多様な側面に気づくようになり、直感も冴えるようになります。これは、いかに幅広い意見、態度、信念、感情に触れるかによって決まる、実践的なスキルです。

「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」ケイト・マーフィ (著), 松丸 さとみ (翻訳), 篠田 真貴子 (監修) 日経BP社 chapter10 話にだまされる人、だまされない人

聴くことは、粘り強く練習するほど、どんどん上達する一方で、すべて学びとって完ぺきな領域に到達することは決してありません。その意味では、スポーツや楽器の演奏に似ています。

「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」ケイト・マーフィ (著), 松丸 さとみ (翻訳), 篠田 真貴子 (監修) 日経BP社 chapter18「聴くこと」は学ぶこと
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