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ジニ係数ってなんだっけ?0に近いほど平等、1に近いほど格差が大きい。

ふとした気づき
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Economistのこちらの記事(Free exchange – Why have some places suffered more covid-19 deaths than others? 2021/7/31)を翻訳した日経ビジネス(「不平等」が決めるコロナ死者数 2021/8/4)の記事を読みました。

厳しいロックダウン(都市封鎖)をしなくても死亡率が少ない国や地域(日本、スウェーデン、米国ではフロリダ州など)もあれば、厳しい社会隔離措置をとっても、死亡率が高い国の違いは何か?

その分析した結果が報告されている興味深い記事でした。

結論

コロナの死亡率は、医療対策、気候、地理的な要因には、あまり関係がなく、経済的な不平等が最も影響を与えていることが、各種調査から明らかになったという結論です。

記事では、ジニ係数が低い国は死亡率が低く、ジニ係数が高い国や地域では死亡率が高くなる傾向が見られたと説明されています。

「聞いたことあるけど、ジニ係数って何だっけ?」と思ったので調べてみました。この「瞬時に分かる経済学」のサイトが非常に分かりやすく解説されていたので、私のように「?」となっている方にはお勧めします。

ローレンツ曲線とジニ係数 ~計算方法、日本や世界諸国の推移~(瞬時に分かる経済学)

簡単にいうと、ジニ係数は不平等を示す指数です。0に近いほど平等、1に近いほど格差が大きいことになります。(ちなみに日本は2009年の調査では0.283です)

やっぱりなという納得感

記事を読んで、驚くというよりも「やっぱり、そうなんだ」という納得感がありました。というのも私はマニラで生活しているからです。フィリピンは、東南アジアの中でも長期間にわたって、かなり厳しい隔離措置や制限を行っているにも関わらず、死亡率は日本よりも高い状態です。どう考えても貧しい人たちは、治療費が恐ろしくて病院に行けないでしょう。日銭を稼いで暮らしている人たちは、具合が悪くたって仕事を休めないだろうし。だから死亡率って、コロナに限らず不平等な社会では、どんな病気も高くなるんじゃないかと。。。

ただ、ドイツはジニ係数は日本と同じくらいなのに、100万人あたりの死者数は多いんですよね。だから、経済的な不平等だけが、感染拡大と死亡率の高さに関連しているわけではなさそう。もっと何かあるんでしょうけど、いつになったら解明されるのかなぁ。

参考:人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移【世界・国別】

参考:日経新聞 チャートで見る世界の感染状況 新型コロナウイルス

参考

国名(調査年)ジニ係数
アメリカ(2004)0.372
イギリス(2004)0.345
日本(2009)0.283
フランス(2005)0.281
ドイツ(2004)0.278
スウェーデン(2005)0.237
参考:平成21年全国消費実態調査 各種係数及び所得分布に関する結果/統計局ホームページ

不平等度を表すための指標で、完全平等の場合0、完全不平等の場合は1となる。所得や資産などの不平等度を表すときに、頻繁に用いられている。社会の構成員の中から任意の2人を選んだときの格差の期待値が、平均の何%に相当するのかという数字の2分の1がジニ係数となる。家計調査で、ジニ係数を計算すると、この10年ほどは、横ばいで格差が拡大しているようにはみえない。しかし、それは実質的に家計調査の対象とならない極端な低所得層と富裕層が計測の対象になっていないからだ。2015年4月17日の『毎日新聞』が、総務省の「市町村税課税状況等の調」を使って、全国1741市区町村の納税者1人当たりの年間平均所得を求め、ジニ係数を計算したところ、12年の0.083から13年は0.088に急増した。株価上昇で株式譲渡益が大都市住民中心に大きく発生したからだ。

“ジニ係数【2019】[暮らしと経済【2019】]”, 現代用語の基礎知識, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-10-01)

他の指標と比較すると,ジニ係数は中間所得階層の所得の動きに最も敏感であることが知られている。ジニ係数は産業の集中度や貧困の程度を計測する場合にも転用されている。

“ジニ係数”, 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-10-01)
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