6. やってみよう Lifestyle8. Trial&Error2. 益 Useful

紀元前58年ゲルマーニー人の習慣では一家の主婦が占いをするらしい

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6. やってみよう Lifestyle
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さて、今月わたしは、こちらを読んでいます。「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳)  今回は第一巻から。ガリア戦記って戦いの記録ばっかりなんですけど、ときどき当時の人々の生活習慣とか価値観が分かる記述があって、そういうところを見つけるとホッとします。

戦略にも影響を与える

カエサルが、敵がなぜ攻撃してこないのかを不思議に思って調べたところ、なんと占いで「新月の前に決戦をすると負ける」って出てたからゲルマーニー人は攻めてこなかった、と分かる場面です。

ゲルマーニー人の習慣では一家の主婦が占いや神託を頼りに戦争をするのが得になるかそうでないかを決めるのだが、新月の前に決戦した場合は神々の意に反するのでゲルマーニー人は勝てないという占いが出ていたのである

 「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳)  (第1巻1-50)

結果的にはゲルマーニー人は占いを信じて、カエサルを倒す好機を失ったんですよね。カエサルにとっては好都合な結果となりました。

第1巻だから紀元前58年頃のことです。ええと2079年前ですね。吉凶を占うっていうのは、神官とか巫女の役割かと思っていましたが、一家の主婦とは!?ほんとうなのかなぁ。でも、それは知る術がないですね。。。(つづく)

もくじと構成

目次
第一巻 ←いまココ
第二巻 
第三巻
第四巻
第五巻
第六巻
第七巻
第八巻
訳者あとがき
解説–『ガリア戦記』の歴史的背景 青柳正規 
索引 

目次「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳) 

第1巻(紀元前58年) – ヘルウェティイ族との戦闘、アリオウィストゥス率いるゲルマニア人との戦い
第2巻(紀元前57年) – ガリア北東部(ベルガエ人たちの居住地)への遠征
第3巻(紀元前56年) – 大西洋岸諸部族との戦争
第4巻(紀元前55年) – 第一次ゲルマニア遠征、第一次ブリタンニア遠征
第5巻(紀元前54年) – 第二次ブリタンニア遠征、ガリア遠征初の大敗
第6巻(紀元前53年) – 第二次ゲルマニア遠征
第7巻(紀元前52年) – ウェルキンゲトリクス率いるガリア人の大反攻、アレシアの戦い
第8巻(紀元前51年) – 戦後処理。本巻のみアウルス・ヒルティウスの著

ガリア戦記 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

参考

西洋における歴史
そもそも占いとは,表面に現れた現象(兆し)から隠された未知のできごとを読みとる技術なのであるから,直観とかインスピレーションの類(〈虫の知らせ〉〈胸さわぎ〉など)が大きな役割を果たす場合もある。ただし,本来は,一つの事象系列(人間の運命など)を他の事象系列と対応させる技術なのであり,その技術を取り扱う専門家は,宗教的職能者の領域に属することになる。なぜなら,その技術は,占い師の魂が彼をとりまく全世界へと開かれ,それと接触するという宗教的観念に基盤を置くからである。西洋古代ではシビュラの予言をはじめとして,ギリシア各地に見られる神託所(デルフォイ,ドドナ,レバデイア,アンモンなど)が隆盛をきわめたが,それらは,神的または悪魔的な力が巫女または巫覡(ふげき)にとり憑(つ)いて予言を伝えるものとされる。ただし,ドドナの神託に見られるように,その起源においては,オークの木々のそよぎを神の声として聞きわけるといった類のものと伝えられるし,また,アンフィアラオスの神託に見られるように,夢のお告げに属するものも少なくなかったであろう。

“占い”, 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-06-19)

参加者が共有する予定の本

現在の参加予定は、私も含めて6名です。

  1. もんざ「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳) 
  2. じょあんなさん 「朝が来る」辻村深月(著)文藝春秋 
  3. にしやまさん「好きのパワーは無限大」ハラミちゃん(著)KADOKAWA 
  4. Yoko3さん「人生の短さについて」 (光文社古典新訳文庫) セネカ  (著), 中澤 務 (翻訳) 
  5. Yokoyokoさん「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮新書) 宮口幸治  (著)
  6. Treeさん「PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間」ロバート・チャルディーニ (著), 安藤 清志  (翻訳), 曽根 寛樹 (翻訳)誠信書房
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