美しい蝶々がゆったりと花の蜜を吸っていたので撮影しました。Googleレンズで種類を確認したところ、リュウキュウムラサキ Blue Moon Butterfly(Hypolimnas bolina)のメスだと分かりました。
和名:リュウキュウムラサキ
学名:Hypolimnas bolina
記載者,年:(Linnaeus, 1758)
科:タテハチョウ科(Nymphalidae) タテハチョウ亜科(Hypolimnas)
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動画も撮れました!(2021年9月19日にマニラで日中に撮影)お花は、Duranta repens(デュランタ)和名タイワンレンギョウです。よく見ると、ストローのような口を伸ばして蜜を飲んでいるのが分かりますよ。
オスには青い月が夜空に浮かんでいるような模様が翅にあるため、ブルームーンバタフライと呼ばれています。バタフライ・アイデンティフィケーション(Blue Moon (Hypolimnas bolina)@Butterfly Identification)というサイトにメスの画像が載っているのですが、まさに私が撮影したものとそっくりだったので、間違いないぞ、と確信することができました。
写真が小さくて分かりにくいかもしれませんが、翅の上部、両側に4つずつ青い斑点があり、肉眼でみると非常に美しく見えました。日本にも生息しているようですね。いつかオスにも出会えますように!
参考
Color and Appearance(色と外観): When the wings are open, the dorsal side of the wings in the male shows a dark jet black coloration with three pairs of white spots bordered by violet iridescence, with two pairs being on the primary wings and one pair on the secondary wings. The hindwings also show a series of small white dots marking the outer border. The females have a brownish black base color and devoid of spots like those of the male. The edges of their wings also display white markings. When the wings are closed, the males show a jet black with intricate white markings arranged in a pattern parallel to the edges, while in the female, the markings are the same as in the male, except that the base color is tan brown in place of black. 翅を開いたとき、オスの翅の背側は濃い漆黒の色調で、紫の虹色で縁取られた3対の白斑があり、2対は主翼に、1対は副翼にある。後翅にも外縁に小さな白い点が連続している。雌は茶色がかった黒を基調としており、雄のような斑点はありません。翼の縁には白い模様がある。翼を閉じると、オスは漆黒の中に複雑な白い模様が縁と平行に並んでいるのが見え、メスは地色が黒ではなく褐色である以外はオスと同じである。
Blue Moon (Hypolimnas bolina)@Butterfly Identification
リュウキュウムラサキは性的二形が著しい蝶です。オスは上記の模様で固定されていますが、本種のメスは世界の蝶のなかでも地理的、個体的変異の著しいことで知られています。メスは見た目または発生場所によって4~6型がいます。 (大陸、台湾、フィリピン、マレー型、海洋型)などの諸型のほか、各種の混合型がみられます。前翅に青紫の帯がある個体、青紫の帯がない個体、赤い斑紋がある個体など様々な模様が確認されています。
リュウキュウムラサキ @胡蝶の杜
Blue Moon (Hypolimnas bolina)@Butterfly Identification
リュウキュウムラサキ @胡蝶の杜