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文春落語オンライン楽しかった!お得すぎる!怪談牡丹灯篭 連続公演第2話

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8.2. ふりかえり Retrospective
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Peatixでオンライン落語会のチケットが販売されていることに気づきました。ライブだけでなくアーカイブ配信もあるのに、チケット代が激安!(税込1,100円)迷わず購入しました。

文春落語オンライン 柳家喬太郎独演会Vol.15 怪談牡丹灯籠 連続口演第2話【ゲスト:三遊亭白鳥】

「文春落語」(2020年1月から文藝春秋がはじめた月例落語会)

5月1日(土)演題

「豆腐屋ジョニー」が荒唐無稽でめちゃくちゃ面白く、久々に大声で笑いました。思い出すと、いまもクスっと笑える。ホントに元気をもらえました。

1.小町 柳家喬太郎
1.豆腐屋ジョニー 三遊亭白鳥
仲入り(10分)
1.お露新三郎(怪談牡丹灯籠)柳家喬太郎
1.Q&Aトーク 白鳥・喬太郎

寄席はコース料理

チケットを購入するときに、登壇するお二人への質問を記入する項目がありました。何だろうな?と思っていたのですが、最後にトークコーナーがあったんですね。

師匠たちに誕生日を祝ってもらいたい方や、闘病生活を続けている方、受験生にエールを送りたい方、面白い夢の話を共有してくださる方など、どんな方たちが文春落語を楽しんでいらっしゃるのかを垣間見ることができました。

またトークで、喬太郎師匠が「寄席はコース料理なんだ」と仰っていたのが非常に印象に残りました。そういう意味でいうと、5月1日の演題は、喜怒哀楽が楽しめる豪華フルコースでしたよ。ゲラゲラ笑って、ゾッとして、ちょっとホロリとさせられる、良い時間でした。

牡丹灯篭について

牡丹灯篭は、日本文化と歴史の基礎知識がない人には、かなり理解が難しいかもしれないなぁと感じました。でも、だからこそ、面白いとも言えます。今回、私が視聴したのは、「お露新三郎」の部分なのですが、この二人が自由に会えないという設定は、現代人には非常に分かりにくくなっていることに気づきました。

この作品は中国の怪奇小説を参考にして、1861年に三遊亭円朝が創作したものです。その後、1892年には歌舞伎化、1927年には岡本綺堂によって戯曲化されるという人気ぶり。

作品がこの世に生み出されて、今年2021年で160年が経ちます。家父長制が崩壊し、自由恋愛が一般的になった現代人の私から見ると、たった160年で社会構造も文化も激変したんだ、ということに気づかされました。

圓朝の「怪談牡丹灯籠」の速記本は22個の章に分かれている。各章の概要は以下のとおり。

1.飯島平太郎(のちの平左衞門)、刀屋の店先で酒乱の黒川孝藏に絡まれ、刀の試し切りをしてみたいとの欲に負けて斬り殺す。(「発端/刀屋」)
2.医者の山本志丈の紹介で、飯島平左衞門の娘・お露と美男の浪人・萩原新三郎が出会い、互いにひと目惚れする。(「臥龍梅/お露新三郎」)
3.黒川孝藏の息子・孝助が、父の仇と知らず、飯島家の奉公人になる。平左衞門は気づいたが、黙って孝助に剣術を教える。
4.萩原新三郎、お露のことを想い、悶々とする。店子の伴蔵と釣りに出かけ、お露の香箱の蓋を拾う。

牡丹灯籠 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三遊亭円朝 (えんちょう) 作の人情噺 (ばなし) 。怪談噺の代表作で、正称は『怪談牡丹灯籠』。1861年(文久1)から64年(元治1)、円朝23歳から26歳ごろの作。84年(明治17)速記本刊行。

“牡丹灯籠”, 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-05-01)

「怪談牡丹灯篭」は、とても長い話なので、高座では人気のある部分だけを切り取って語られることがほとんどだとか。リアルの寄席では難しくても、オンライン落語なら、ということでチャレンジされているようです。これは、続けて聴きたくなりますよね。

新しい落語の形とは?――この1年の「オンライン落語」を振り返る

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