同居していない老親をサポートするために、毎晩LINE電話で話すことを決めました。父は軽度の脳梗塞の後遺症で言語障害が出ているため、会話をすることがリハビリに繋がると考えています。(父母がスマートフォンでLINEを最低限でも使えるようになっていてくれて助かりました)
私はリハビリテーションのプロではありません。どのように父母との会話を楽しみながら継続するか、私自身の課題でもあります。私と話すことが両親のストレスや不安を軽減することに少しでも繋がれば良いと思います。
楽しい気持ちになってもらう
私は、こちらの記事を参考にさせていただき、父とどのような会話をするか考えました。父は、そこまで重度ではないのですが、短期記憶に問題があります。(何を食べたのか忘れる、難しいことが考えられない、言葉がすぐに出てこない、など)
とにかく会話をすることが大切だと思ったので、難しく考えず、若い頃の経験など、楽しかったことなど、覚えていることを聴きとりしながら、できるだけ父に楽しい気持ちになってもらうことを心がけています。
これから工夫したいこと
ちょっと困るのは、会話をしていて、父が言葉に詰まると、よこから母が「●●でしょ」と口出ししてくることです。父には、ゆっくり考える時間が必要だと、母にも分かっているはずなのですが、なかなか改善されません。そのため、母との会話時間を個別につくって、それも父のリハビリに繋がるしくみにできないかな、と思っています。
安定期のリハビリでは、①「読む」②「聞く」③「話す」④「書く」の4種類を組み合わせるらしいので、私と母の会話を父に聞いてもらう、という段階を意識的にプラスします。
- 10分私が母に3つの簡単な質問をする
父はそれを聞きながら、できればメモをする
(目的:②聞く力、④書く力の訓練)【質問例】
・朝は何時に起きましたか(昨日は何時間眠りましたか)
・朝ごはん(晩ごはん)に何を食べましたか
・薬をいくつ飲みましたか
・今、幸せですか。今日、面白かったこと(笑ったこと、楽しかったこと) - 10分父に母が何と答えたかを確認する
他人の会話どのくらい理解できているのか
(目的:③話す力、思い出す力、①読む力) - 10分同じ質問を私にしてもらう
LINEの操作もリハビリになる
油断すると「できない」「わからない」「しらない」など、ネガティブな話題に流れる可能性があるので、工夫して、できるだけ笑顔がでるような楽しい会話を心がけたいところ。
そういう意味では、ラインのエフェクト機能に助けられる部分はありますね。LINE電話を、こちらから切るのではなく、親に切ってもらうようにするのもリハビリになりますよ。けっこう難しくて混乱するらしく、なぜか突然、顔エフェクトの設定になったりして爆笑させられます。