問題の解決策って、試行錯誤の繰り返しで見つけるものなんだなーって改めて思うもんざです。
自宅で2種類のプリペイドWi-Fiを使用しています。ひとつは昨年から使っているG社のもの。もうひとつは、昨年12月に引っ越してから購入したP社のもの。G社のものが繫がりにくくなったので、P社のを購入したのですが、これも挙動が不安定で、どうしたものかと困っていました。
固定回線を契約すれば安定してインターネットに接続できるらしいのですが、契約が2年しばりになっているため、ためらっています。いま住んでいるところを変わる可能性もあるからです。
プリペイドWi-Fi本体の置き場所を色々と変えてみても調子が悪かったので、時と場合によって仕方がないものだ、となかば諦めぎみでした。パソコンを使用しているリビングにP社のWi-Fiルータを設置、それが不調になったらG社(寝室に設置)に切り替えるようにして、なんとか乗り切っていたんですが、ある瞬間にふと、閃いたんです。なんかおかしいぞ、と。
なぜ、調子が悪いと思って寝室に置いたG社のルーターのほうが、P社よりも繋がる確率が高くなっているんだろうって。ん???これは、置き場所の問題だったのか?そう考えて、リビングに設置していたP社のWi-Fiルータを寝室に移動してG社の隣にセットしたところ、挙動が安定しました。
パソコンから近い方が繫がりやすいだろうと思って、いろいろな置き場所を試していたつもりだったのですが、まさか両方とも寝室に置いた方が繋がりやすかったなんて、びっくりでした。しかも、閃いた瞬間って、何度も不調を経験して、ネットワーク接続の切り替えを繰り返したあと、ようやく、って感じだったのです。
知識として設置する場所を変えてみる、ことは知っていたんです。なので、引っ越して、新しいWi-Fiルータを購入した段階で、寝室もリビングも両方試して、リビングの方が繫がりやすかったはずなんですけど。。。
1回やって、すぐダメだってあきらめるんじゃなくて、時間をおいて試してみるとか、どこかに抜け漏れがあるかもしれないって系統だてて考えられたら、もっとはやく解決できたのもしれません。論理的に系統立てて考えるとか、相変わらず苦手なので、この経験を次に活かさなきゃいけませんね。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読んでいます。
■免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ (ブルーバックス) Kindle版宮坂昌之 (著)
「安全で有効なワクチンを作るためには、創薬開発の時点から計算すると、平均10~15年の年月と、最大で1000億円もの費用が必要とされています。そして、いったん良いワクチンができても、それを工場で生産し、市場に乗せるには、さらなる時間が必要です。(中略)したがって、工場で作ったものが出荷可能になるまでになんと、1~2年もかかるのです(ただし、インフルエンザワクチンは、毎年、型が違うものを作らないといけないので、大急ぎで作ることが要求されます)(中略)一般の医療用薬品は、未開封で適切な保存条件下であれば、3年ほどの有効期間があるのですが、ワクチンの多くは、1~2年しか有効期間がありません。(中略)世界のワクチン市場の中では、日本の会社は比較的マイナーな存在で、市場の約9割は海外の大きな製薬会社(メルク、ファイザー、グラクソ・スミスクライン、サノフィ)が占めています」
免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ (ブルーバックス) Kindle版宮坂昌之 (著) (第2章 ワクチンとはなにか)
日本の製薬会社は、なぜメジャーになれないのか、気になりますが、それについての詳しい記述はこの本には書かれていませんでした。それにしても、15年、1000億円って、驚きの数字です。良いものができれば世界中で使われるようになるため、利益も大きいとのことですが、安全なワクチンをつくるには、調査研究にかける費用や時間がかかって当然ということなのでしょう。
ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」だったか「ホモデウス」に、人類は多くの疫病を克服してきた、と書かれていたことを思い出しました。ジフテリア、ポリオ、破傷風、はしか、風しん、日本脳炎、結核、水ぼうそう、おたふくかぜ、狂犬病など、死にいたるような疫病を防ぐワクチンってたくさん開発されてきたから、私たちは、その恩典に授かっているんだな、ありがたいな、って考えていました。
のこる問題は一般市民の公衆衛生に関する知識レベルをいかに引き上げるか、という点かも。インターネットが急速に普及してメディアリテラシーの普及が必須だと言われてずいぶん経っていますが、現在の社会情勢をみていると、公衆衛生に関する教育も、緊急ではないけれども重要なことのひとつだったんだ、と実感しますね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。