日本で村田さんの新作「生命式」を買うことを決めたもんざです。
芥川賞作家である村田紗耶香さんのロングインタビューをウェブで読みました。
■村田沙耶香ロングインタビュー 世界を「食べて」生きている 『生命式』(河出書房新社)刊行を機に
10/5(土)に村田さんの芥川賞受賞作を英訳した翻訳者さんのトークイベントに参加して、村田さんの本は私の読みたい本リストの上位に挙がってきていたのですが、もう一歩だけ私の背中を押す力が足りなかったんですよね。
芥川賞受賞作も含めてお試しサンプルも2冊ダウンロードして読み、面白いと思ってはいましたが、今回のインタビューを読んで、ようやく、これは絶対読まなきゃ、っていう気持ちになれました。私自身が疑問に思っていることと、村田さんが持っている疑問が似ていたからです。たのしみだなぁ。
さて、課題です。わたしは、こちらを読んでいます。
「全3巻 罪と罰 (光文社古典新訳文庫) Kindle版」ドストエフスキー (著), 亀山 郁夫 (翻訳)
(第1巻はkindleアンリミテッドの対象ですよ)
第3巻の63%まで読みました。だんだんとクライマックスに近づいてきました。この物語のキーパーソンであるスヴィドリガイロフがどのような人間かを食事の嗜好で示す面白い一文がありました。
「まぁ、たとえばわたしが大飯食らいなり、グルメだっていうんならまだしも、こんな粗末なものもけっこう口に合うんですよ!(彼が指さした部屋の隅にはちいさなテーブルがあり、おそろしく粗末なステーキとじゃがいもの食べ残しがブリキ皿にのっていた)」
「罪と罰」 (光文社古典新訳文庫) Kindle版」ドストエフスキー (著), 亀山 郁夫 (翻訳) 第3巻第6部3章
正直にいうと、「ステーキ」という言葉と「粗末」って言葉の組み合わせって、私にはすごくイメージしずらいんですけどね。でもドストエフスキーがこの人物を、なぜこういうキャラクター(好色、破天荒、食にこだわりなし、酒は苦手、妻を毒殺した疑いあり)にしたのか、好色な人は「カラマーゾフの兄弟」でもキーパーソンだったので、気になるところです。
もう私たちは作者ドストエフスキーにインタビューすることはできませんが、なぜ彼がこの作品を書いたのかなどは時代背景を知ると理解に近づける気がします
■名著28 ドストエフスキー『罪と罰』:100分 de 名著
7年前にNHKで放送された番組サイトがとっても分かりやすいです。訳者の亀山さんのコラムも読みごたえありました。
お仕事の都合がつきそう、ということで、はっしーさんからお申込みがありました。お久しぶりです。お席をご用意いたしましたよ。ご紹介いただく本はこちら(Googleドキュメント)にご記入くださいませ。もんざや、ほかの参加者への質問も記入できます。
■参加者(8名)
もんざ「罪と罰」
にしやまさん「0秒で動け」
Ryosukeさん
洋子さん
よしざきさん
陽子さん
maruさん
はっしーさん
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。