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18/08/06(月)読書会まで10日

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神話や物語の力を甘くみると危険だ、と感じたもんざです。
金曜の夜に岩波ホールで「ゲッベルスと私」というドキュメンタリー映画を見ました。
私は未読ですが書籍も出ています。

ゲッベルスと私──ナチ宣伝相秘書の独白
ブルンヒルデ・ポムゼル (著), トーレ・D. ハンゼン (著)
https://amzn.to/2LWr18j

主人公の女性は103歳のブリュンヒルデ・ポムゼルさん。
彼女は31歳~34歳までナチスドイツの宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書を務めた時代の出来事を、カメラに向かって語っていました。
「なぜゲッベルスひとりの言葉にあれほど多くの人が熱狂したのか、今でも不思議に思う」
回想するなかで、彼女が語ったこの言葉に、私が特に惹きつけられたのは、それが大勢の人間を動かす原動力となる「神話や物語の力」に繋がると感じたからでした。
この諸刃の剣を悪用されないようにするためには、市民の一般教養レベルを上げるしかないと私は思うのだけれど、そのためには基礎教育の質を変える必要があります。でも悲しいことに権力者たちは、それを望まないから、結局のところ、個々人が学び知る努力をするしかない、という結論になっちゃうのですよね。

さて、課題です。
第4章「史上最も危険な種」は、人類が地球の各地に増殖するにしたがって、いかに他の動植物群を大量絶滅させてきたかが描かれています。
第一部「認知革命」(第1章から第4章まで)では、多種多様な環境に適応して群れで生きる能力を身につけた人類の進化の歴史をたどりました。7万年前に虚構の言語が出現し、1万3,000年前に他のサピエンス属が絶滅してホモ・サピエンスのみが生き残ります。

この歴史を知ると、私たちホモ・サピエンスは環境を破壊し、他の種族を脅かさずには生き残れないのかと不安になります。
著者は言います。私たちの祖先が、無自覚であったにしろ、どれほど多種多様な動植物を過去に絶滅させてきたのかを、現代の多くの人が学び、知ることで、これから発生するかもしれない貴重種の「絶滅」を防ぐことができるはずだと。

食物連鎖や、環境連鎖など、私たちが思いもよらない形で地球上の動植物は繋がっており、ひとつの種の絶滅が、環境にどのような悪影響をもたらすか、誰にも予測はできません。
世界中で指定されている「絶滅危惧種」の種類と数を知ると、もうかなり手遅れ感がありますが。。。

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。

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