9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会までラスト3日/弱者と強者の定義

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9. 読書会(勉強会)
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妹にキツイ一言をもらって少し凹んだもんざです。
私はいま日本に一時帰国して実家にいます。

タイミングよく父が手術入院することになったので、母と病院に付き添ったり、普段は妹がやっていることを代わりにやっています。

そして4年前に私が母に買ったスマホの調子が悪いので、本体を買い換えました。
妹に事後報告したら「いろいろやるのは良いけど面倒なことだけこっちに押し付けるのは止めて」というメッセージがLINEで届きました。

70代の母はスマホ関係のトラブルが発生したら妹に助けを求め、彼女が対処しています。
それで高齢者向けのらくらくホンか、ガラケーでもいいんじゃないの、と妹は言うのです。

でも父母と日常的なコミュニケーションを行うための必須アイテムだから、私はスマホにこだわりたい。
ある程度のトラブルがあったとしても、80代の父と70代の母は、スマホを使ってZOOMで私と毎朝話せています。
それが彼らの心と体の薬になっていると信じられる手ごたえがあるからです。

ただ、近くで父母の介護系の実務的な事務処理を全部処理している彼女には頭が上がらないので、
何とか理解してもらえるように対話しないとなぁ。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ」 (中公新書ラクレ) 立花隆 (著) 

今回は、人間の弱者と強者の生き方も、エコロジー的に考えられないのか、という著者の提案を共有します。
生物たちは寄生したり、共生したり、片利共生だったりの関係を持つと見られるけれど、その関係性をよく見ると、利益と害が明確になるものばかりでもないそう。

人間は自然界で弱い存在であったがゆえに、ありとあらゆる卑怯な手を使って種の保存をはかってきた。人間が種社会内では倫理を叫び出したのも、その習性が種内関係にまで持ち込まれたときに想定される事態が身の気もよだつものであることに気がついたゆえかもしれない

(7章 倫理のエコロジー)「新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ」 (中公新書ラクレ) 立花隆 (著) 

人間社会でも、他の生物同様に、弱者が強者に寄生するような関係性がある。
それを倫理の型にはめて強制するのは無理がある。
強者は弱者の甘えと卑劣さを許すべきであり、心の広さが必要だというのが著者の意見です。

ふと思ったのですが、自分を強者だと思っている人間ってどのくらい日本に存在するんでしょうね。
日本における強者と弱者の定義って、どういう感じなのかな。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(8名)

  1. もんざ「新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ」 (中公新書ラクレ) 立花隆 (著)   
  2. じょあんなさん「I Dare You」  by Sam Carrington  AvonBooks
  3. にしやまさん「読書脳」(サンマーク出版) 樺沢紫苑(著)
  4. りんさん「選書中」
  5. よしざきさん「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」(サンマーク出版)加藤 俊徳 (著)
  6. たぬたぬさん「運とつきあう 幸せとお金を呼び込む13の方法」(日経BP)マックス・ギュンター(著)
  7. maru(まる)さん「街とその不確かな壁」村上春樹 新潮社
  8. Kei0404さん「選書中」

お申込みURL

★参加ご希望の方は、こちらの「調整さん」にお名前を入力して〇を選んでください。

★読書会後のランチ(11時半~)もご希望の方はあわせてお知らせくださいね。

共有予定の本

Amazon.co.jp

新興感染症の流行と相次ぐ異常気象。生態系への介入が引き起こす「自然の逆襲」が加速化している。自然と折り合いをつけるために我々が学ぶべきものは、生態学(エコロジー)の思考技術だ。自然の「知」は最強の武器である。組織内の食物連鎖、部下の「なわばり根性」を尊重せよ、「寄生者と宿主」という生存戦略、「清濁あわせ呑む」大人物が出世する――。「知の巨人」立花隆の思考法の根幹をなすデビュー作を緊急復刊! 「知の怪物」佐藤優氏による解説「エコロジー的思考で捉える検察と官邸のなわばり争い」を収録。

<内容:アマゾン商品説明より>「新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ」 (中公新書ラクレ) 立花隆 (著) 
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AN INNOCENT GAME. A SHOCKING CRIME. A COMMUNITY FULL OF SECRETS.
Mapledon, 1989
Two little girls were out playing a game of dares. Only one returned home.
The ten-year-old told police what she saw: village loner Bill ‘Creepy’ Cawley dragged her friend into his truck and disappeared.
No body was found, but her testimony sent Cawley to prison for murder. An open and shut case, the right man behind bars.
The village could sleep safe once again.

Now…
Anna thought she had left Mapledon and her nightmares behind but a distraught phone call brings her back to face her past.
30 years ago, someone lied. 30 years ago, the man convicted wasn’t the only guilty party.
Now he’s out of prison and looking for revenge. The question is, who will he start with?

<内容:アマゾン商品説明より> 「I Dare You」  by Sam Carrington  AvonBooks
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AI時代こそ、「読解力」で差がつく。精神科医・樺沢紫苑の「読み方」大全
「思考力」「記憶力」「判断力」――すべて読書が授けてくれる。

「本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまう」「せっかく読書をしても、記憶に残っていない」「凄くおもしろかったのに、少し時間がたつと内容が思い出せない」

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“読んだはず読書”にあけくれる「読書迷子」を救済するのが、
この本でお届けする、「記憶に残す、どんどん頭がよくなる読書術」です。

記憶に残らない「つもり読書」は、時間の無駄!
本書では、精神科医である著者が、脳科学的な裏付けのある方法を公開。
読書で得た知識をアウトプットする方法、
人とシェアする方法などを明かします。
「読書脳」を手に入れて、読書で人生を切り開きましょう。

<内容:アマゾン商品説明より>「読書脳」(サンマーク出版) 樺沢紫苑(著)
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学び直したい大人、必読!大人には、大人の脳にあった勉強法がある
 大人になってから勉強欲が出てきた
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<内容:アマゾン商品説明より>「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」(サンマーク出版)加藤 俊徳 (著)
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魂を揺さぶる村上春樹の<秘密の場所>へ――6年ぶりの新作長編1200枚!

十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、きみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。<古い夢>が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された「物語」が静かに動き出す。

<内容:アマゾン商品説明より>「街とその不確かな壁」村上春樹 新潮社

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