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書くための原動力?

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書く原動力って一緒なのかも、と思ったもんざです。

哲学塾に初参加しました。
サルトルの「存在と無」を精読する、という講座です。

1回90分の連続講座ですが、1回だけの受講でもOK。
場所は笹塚駅近くの秘密の場所でした。

住所から判断してマンションの一室だったので、もしかして自宅なの?と思いましたが、
違いました。

ドアを開けるとワンルームの中央奥にデスクとホワイトボードがあり、
その前に3台の長テーブルと椅子が置かれ、教室に来た、という雰囲気でした。

右壁面にある書棚には色々な本が前後に詰まっています。
5枚ほど額装された洋画も飾られていますし、入り口左手には白い上半身のトルソーがあったような。この講座の参加者は私も含めて17名で、初参加は3名でした。思ったよりも参加者が多くて驚きました。

中島先生ご自身は、白髪と白いあご髭で、紺の作務衣っぽいものをお召しになっており、分かりやすく例えると、風貌は宮崎駿監督に似ていますね。
本の内容からは、もっと笑わない、偏屈な頑固オヤジを勝手にイメージしていましたが、常連の受講生さんをネタに盛り込みながら、この本の本質的なところを噛み砕いて伝えようとして下さっているのが非常に伝わってきました。

「哲学は難しくない」
「読み方のコツを学ぶ」
「著者のバックグラウンドを知る」
「問い(テーマ)を見つける」

こういったポイントを教えていただきました。
「最初に難しいことが書いてあるけど、そこに留まない。とりあえず保留にして先に進むと、具体例が出てきて、ああ、これかって分かるから。」

サルトルがこの本を書いたのは、彼の持論を伝えたくて、それが理解されないという怒りのようなものが心の中にあるからなのだなぁと、先生のお話を聞いていて感じたんですね。
そこで、急にすごくサルトルに親近感が湧いちゃって。

ちょうど今朝、フィリピン人の英会話講師と、文章を書くことについて話していたのね。
彼は、以前に怒ったり、悲しかったり、何か出来事があったら、ブログを書いていたと教えてくれました。何もない平和な日常だと書けないって。

その点は私もとても共感しました。私も、数十年前に勤め始めたばかりのころ、職場の人間関係やトラブルで激しく感情が動いた時に、書きまくってストレス解消していましたから。ここ5年ほどは、日記のようなものに、何かを書こうとし続けているので、ちょっと無理しても書くネタを見つけられるようになってきました。

でも感情が動かないときは、手が動き始めるまでに恐ろしく時間がかかります。

全ての哲学書は、敵を論破することを目的として書かれているような部分があるそうです。
でもそれが読者には見えないから難しく感じるのだとか。この辺りも、解説していただいたら、へぇぇ、って感じで面白い部分でした。私も、仮想敵を作ってみようかな(笑)。

結論としては、参加して良かったと感じています。
思い切って課題本を3冊買ったのは良いけれど、笑っちゃうくらい意味が分からなくて、これは、どうしたもんかなぁと思っていたのですが、もう少し楽しめそうです。

なんでサルトルがコレを書かずにいられなかったのか、知りたいなと。
あとがきにちょっと書いてあったけど、まだ良く理解できないですね。。。

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