地方では、若者が都市へ流出し、高齢化が進み、シャッター商店街や空き家が増えるなどの問題が表面化しています。私は、北陸の地方都市で生まれ育ちました。関西や関東で生活したのち、現在は海外で生活していますが、両親や親戚が暮らす田舎に対する郷愁や愛着も少なからずあります。
そのため日本が、どのように地方再生をしていくか、非常に関心を持っているのですが、政府が唱えるお題目には、説得力が感じられません。でも、宗さんが書かれた記事では、地方都市は、何を目標にどのような具体策を講じるべきかについて、幸福度調査の結果を引用しつつ語られているため、非常に説得力がありました。
若者が地方から逃げ出す本当の理由 流入のカギは「適度な無関心」宗健(麗澤大学客員教授・大東建託賃貸未来研究所長/AI-DXラボ所長)(日経ビジネスオンライン 2021/10/22)
どこに住むかによって、幸福度は大きく左右されるらしいのですが、これは何か別の本にも書いてあったような。。。思い出したら、追加します。
このときの人口流入は、大都市からのU・Iターンによって実現できるケースは限定的で、多くは周辺自治体との人口の奪い合いにならざるを得ないことに注意する必要がある。そして、それは新たに住宅を購入できるだけの経済的余裕のある若年層人口の獲得競争となることを意味する。
若者が地方から逃げ出す本当の理由 流入のカギは「適度な無関心」宗健(麗澤大学客員教授・大東建託賃貸未来研究所長/AI-DXラボ所長)(日経ビジネスオンライン 2021/10/22)
私は、平成の大合併を経ても、まだまだ市町村の数は多すぎるのではないかと思っています。人口減少時代に各地方自治体が若者を奪い合うようなことが、中長期的に望ましい結果につながるか、疑問です。