最近よく行く古本屋で買った絵本が不人気だった理由が知りたいもんざです。何気なく手に取ってみたらアーノルド・ローベルの絵本で、値段も安かったので、ためらわずに買いました。調べてみたら邦訳は絶版だったので、よけいに掘り出し物を発見した気分。
心の柔軟性をとりもどす
英国ヘクサムの田舎で小高い丘の上の一軒家に愛犬と一緒に住むヒルディリドおばさんが主人公。ヒルディリドおばさんの常識を超えた発想と行動力を楽しむナンセンス絵本です。
とにかく彼女は夜が大嫌いなので、なんとか夜を退治しようと、私が想像もできない方法で夜に戦いを挑んでいきます。(ヘクサムって架空の地名かと思ったら実在していて驚きました)
ものすごく馬鹿げてみえるけど、こういう荒唐無稽さって大人になるほど忘れてしまうから、絵本を読んでニヤニヤ笑いながら、心の柔軟性を少しだけ取り戻しました。なんで英語版は現在も出版されているのに、邦訳は絶版になっちゃったんだろうなぁ。
「よるのきらいなヒルディリド」チェリ・デュラン・ライアン文/アーノルド・ローベル絵 冨山房 1975年
Hildilid’s Night
by Cheli Durán Ryan, Arnold Lobel (Illustrator)
アーノルド・ローベル展
ちなみに、来年1月から3月まで立川の美術館でアーノルド・ローベル展が開催されるようです。なんと!この絵本(よるのきらいなヒルディリド)の原画も展示されるらしいんですよね。次回の帰国時に行ってみたい場所が増えました。
企画展 : アーノルド・ローベル展(「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念)
会期:2021年1月9日(土)-3月28日(日)
会場:PLAY! MUSEUM(2020年4月に立川駅北側にオープンした複合型プロジェクトGREEN SPRINGS内)
ゾビゾビ ゾンビラテ
現在、PLAY! MUSEUMでは、はらぺこあおむしで有名なエリック・カール展を開催中なのですが、カフェ・レストランで、展示にちなんだメニューが用意されているのを見て、仰天!
これは!すごい再現率!(お値段もスゴイけど。。。)tupera tuperaのかおてん.の展示に関連しては、ゾビゾビ ゾンビラテ(600円)ってのに笑っちゃった。
こういうのって子どもよりも作ってる大人が楽しんでるかんじがして、見ているだけでも、楽しくなりますね。