読書感想Trial&Error

「反知性主義」現実社会を読み解く道具を手に入れる

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読書感想
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「はじめに」のところに書かれていた言葉にセレンディピティを感じたので共有しますね。(9月の読書会までに、この本を読み終えて感想を共有する予定で準備をしています)

「反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―」(新潮選書)森本 あんり (著)

読む目的

本を読む目的は、さまざまです。娯楽として楽しむ読書もあるし、仕事で必要な知識を身につけるための読書もあるでしょう。読むという行為は、自発的な行動が求められるので、動画を見たり、音楽を聴いたりするよりも負荷が高いんですよね。

でも、そうして受動的ではなく、能動的に自分の脳に負荷をかけて読書を体験することで、現実世界を読み解くための、いろいろな道具を手に入れることができます。

本書は、この奇妙きわまりないアメリカのキリスト教を背景として生まれた反知性主義の歴史を通観し、読者がそれぞれのしかたで現代社会を読み解くための道具立てとして提供しようとするものである

(はじめに 「反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―」森本 あんり  (著)   )

私は佐藤優さんのオンラインサロンに参加しているのですが、そこで佐藤さんが常々おっしゃっているのは、私たち受講生が、読書で得た知識を用いて、自分自身の力で現代社会を読み解く力を身につけられるようになることが、ゴールだということです。

先人の知恵と、歴史を学ぶことで、私たちは現状を分析して、未来を予測する手がかりを得られます。この力を身につけて自分自身がより良く生きることで、最終的には社会全体を良くすることにもつながっていくはずなんですよね。

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アメリカの反知性主義
知識人とは何か、知識人は民主主義の実現に貢献する力になれるのかと問いつづけ、アメリカの知的伝統とは何かを問う、感動のノンフィクションであり、アメリカ史の古典。 1952年、マッカーシー旋風の吹き荒れるなかで行なわれた大統領選挙は、「知性」と...
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