不安に駆られて、むやみにルールを増やすのは、逆効果なんだ、と学んだもんざです。
何かに失敗したり、予想外のトラブルが発生したとき、同じミスを繰り返さないためには、厳格なルールを作って、それを守ることが重要だと考えることが一般的かもしれません。ただ、許容できるトラブルに過剰対応すると本質を損ねる、つまり最も重要な「信頼感」が失われる恐れがあるんです。
「ティール組織」第III部第1章は、組織の運命を左右する2つの「必要条件」について解説されています。
その二つとは「経営トップ」「組織のオーナー」です。
ティール型の組織では、「経営トップ」や「組織のオーナー」であっても、重要なことを独断で決定することは許されません。
しかし権力を持っている人は、それを手放すことに困難を感じることが多く、ティール型の思考を受け入れがたいのです。
でも、彼らがティール型の思考を理解していれば、やがて組織はティール型になります。
CEOなどの果たすべき役割は、全社員に、良い面だけでなく、ときには間違いや、弱い面も見せつつ、セルフマネジメントの手本を示し続けることなのです。
例えば、社員同士の信頼が揺らぐような事件やトラブルが発生した場合、現在のルールを捨てて、新しいルールを設けて監視や規制を強める方向にシフトチェンジしそうになったりします。
その状態は信号機でいうと、青色から黄色に点滅したような状態です。
職場は、社員同士がありのままの自分を表現し、お互いが信頼できる環境である、という青信号が光っていた状態から、危険信号に変わったのです。
しかし、ここで、規制を増やすルールを作るのは、黄色を赤信号にするようなもの。
ますます、お互いの信頼関係を損ね、ギスギスした職場に変化してしまうのです。
社用の備品や車を私的に流用した人がいた場合の対応など、とても面白かったのですが、ある意味で、とてもハードルが高いとも感じました。
なぜなら、CEOなどの人格と行動によって、社員同士の信頼感と会社の存在目的を守りつづけるからです。
誰と一緒に働くのか。誰がトップなのか。経営トップの価値観は、何色なのか。
仕事を選ぶ場合、これを見極めることが本当に重要そうですね。
アンバーやオレンジだと、そこで働く人が疲弊するのは間違いないですからね…。
さて。お申し込みは、私を含めて7名です。
■参加者(7名)
1. もんざ
2. りんさん
3. hirokiさん
4. にしやまさん
5. たろうさん
6.よしざきさん
7.maruさん
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。